大学のゲームサークルでは異色の「僕」は恋心を抱いている。
意中の人、ゲーム大好きな相原先輩の誕生日はもう目の前で、
「ギャルゲーの男友達ポジション」なマッチョ先輩に手伝われつつ
アキバをさまよって、ついに最適なプレゼントを思い付いた。
ゲームソフトを予約したときのワクワク感、
朝イチでそれを受け取りに走った思い出、
気の合うゲーム仲間とワイワイやる楽しさ、
誕生日にゲーム内のアイテムやポケモンを贈ったこと。
いろいろ思い出しながら、とても楽しんで読んだ。
ひねくれているようでピュアな「僕」がかわいい。
こういう後輩、めっちゃいじり倒したくなるのもすごくわかる。
作中の空気に大学時代の音ゲー仲間たちが重なって懐かしかった。