15 ありふれた日常
2月10日12時半頃、一ノ瀬家。杏莉はキッチンで料理を作っている。
昨日の出来事があったせいか、杏莉は少し落ち着かない様子だった。
ガシャン!とキッチンからなにかが割れる音が聞こえた。俺は慌てて様子を見に行く。
すると食器を落としてしまったのか杏莉がその場で呆然と立ち尽くしている。
「大丈夫か?」
話しかけても上の空といった感じで少しの間反応がなかった。
「・・・え?・・・あ、はい・・・あの、考え事をしてたらつい・・・」
多分父のことを考えていたのだろう。
魔法の制御を誤ってしまい、皿を落として割ってしまったようだ。
「すぐ片付けますから―」
そこまで話す杏莉に向かって片手を突き出して静止させ話し始める。
「片づけは俺がやるよ・・・っと」
俺はソファにあった帽子をキッチンまで飛ばし、全自動で掃除をこなす円盤形の掃除機のように動かして床の上で砕け散っていた食器の破片を集めた。
「この帽子!なんと掃除もできるんです!今ならたったの1万9千8百円!数量に限りがありますのでお早めにお電話ください!」
「ごめんなさい・・・私がぼーっとしていたばっかりに・・・」
俺の渾身のネタ振りを完全にスルーされる。
いつもなら愛想笑いの一つや二つくらいしてくれるもんだが・・・これは重症だな・・・。
「いや・・・それはいいんだけどさ」
そういって集めた破片を元通りに直して食器を杏莉に手渡す。
それをなにか言いたげな顔で受け取る。
「魔法ってのは、心を制御できないと上手く使えないんだ」
そういって俺は杏莉の頭に手を置き軽く撫でながら続きを話した。
「まぁ、なんだろな・・・あー、たまには料理手伝おうか?・・・って言っても俺やれることねぇか・・・」
杏莉を撫でていた手を放し、自分の頭をかいて見せる。
ふと杏莉に目をやると顔が微かに赤くなっているのがわかる。
「熱でもあるのか?」
「えっ?あの、その、そうじゃなくって。だ、だいじょぶです!」
「お、おう・・・」
顔を伏せながらそう言われ、両手でキッチンから押し出されてしまう。
なにやら様子がおかしい。俺はなにか変なことでもしただろうか?
俺はトボトボと歩きながらソファに戻った。
キッチンからは料理を再開したのか調理をする音が聞こえてくる。
だがいつもと違って違和感を覚える。
なんというか、聴いている音楽に雑音が混じっているような、そんな感覚だった。
(昨日色んな事があったから心の整理がついてないんだろうか・・・まぁ当然か、俺も驚いたしな)
一ノ瀬遼太は魔法使いだったという事実は、時系列的にも納得がいくことが多い。
杏莉が生まれたのは遼太氏が33歳の頃だ。
彼は魔法使いの力を得て探偵となり、その後妻と出会った。結婚して子供がいるという事実が魔法使いだという可能性を暗ませていた。
そして妖精のこともそうだ。恐らく遼太氏はこの地域の秩序を守る魔法使いだったのだろう。
それが居なくなってしまったのでその代役として俺に白羽の矢が立った。
否定しつつも俺は妖精の思惑通りに動いてしまっている。
妖精の狙い通りに自分が動いているというのは癪だが、これは紛れもなく俺の意志による選択だ。誰かに指示されている訳では無い。
俺はこの力を手に入れて決めたんだ。想うが儘に生きて往くと―
「お、お待たせしました・・・」
キッチンから料理が盛られた器が宙に浮かびながら運ばれてくる。
杏莉の方を見ると目が合ったのだが瞬時に目を逸らされてしまった。
食事をしてる最中も気になってチラチラと顔を覗いていたのだが態度が妙に余所余所しい。
今日顔を合わせてからそうだったがずっと落ち着きがない。
こんなにソワソワしている杏莉を見るのは初めてだ。
食事を終えた後に話し始める。
「杏莉、体調でも悪いのか?もしそうなら今日は―」
「ち、違うんです!え・・・っと、その、あの・・・」
杏莉は手をバタつかせながらしどろもどろしている。
やがて手を膝の上に乗せ、小さくなってしまった。顔はやや赤らんでいる。
「えと・・・あ、後で・・・話します・・・」
「お、おう」
今は言えない理由があるらしい。
多分今すぐに解決しなければいけないような問題ではないだろう。
調子が狂うが暫くはこのまま様子を見るしかなさそうだ。
「オッス!ししょー!」
昨日発見したフラッシュメモリのデータを確認していると風助がやってきた。
「お前は毎日来てるけど他にやることはねぇのか?」
「ないよ!よくわかんないけどガッコーいかなくていいんだって!オレ、ベンキョーキライだからよかった!」
「まぁ俺も勉強は嫌いだったから羨ましいな。だが大人になるとあの時勉強しとけばよかったと後悔するもんだぜ?」
「そうなの?う~ん、よくわかんないや!それよりししょー!たまには修行の相手してくれよー!」
「んー、そうだな。ちょっと相手してやるかぁ」
すると隣に座っていた陸が目を輝かせながらこちらを覗いてくる。
「主殿、私とも御手合わせ願えませんか?」
「ん?構わないぞ」
「有難う御座います」
3人で一ノ瀬家の屋上のスペースに移動する。
話を聞く限り風助は思い通りに魔法を使えずに苦戦しているようだった。
「いいか?魔法ってのは想いの力だ。自分が想い描くモノを現実にするのが魔法だ。だから自分が想像しやすい事を考えろ。例えば―」
風助に魔法の極意を教えてやる。
魔法をうまく制御するためにはいかにして現実と想像とをつなぎ合わせるかがカギだ。
そして最終的には現実を非現実的な想像と魔法で事象を改変してしまう。
それが魔法というモノだ。
「主殿、私には皆様の様な想像力はありません。ですから納近殿のように自分の肉体を強化し戦うのが性に合っていると感じます」
「納近・・・あの脳筋の事か。確かに陸にはそういうスタイルがあってるかもな。それにお前には類稀な格闘のセンスがある。それを生かすという意味でもその選択が最善だといえるな」
「最近はてれびとやらに写るカクトーギというモノに興味をひかれておりまして。特に自分の戦い方はぼくしんぐなるものに通ずるものがあります」
そういって陸はその場でシャドーボクシングをし始めた。素人の俺から見ても動きにキレがあることがわかる。本人が言う通り自分のスタイルに合っているのだろう。
「ケンドーやジュウドーといったものも面白いですし。特にスモーと呼ばれるものは単純なルール、一瞬で勝敗が決まる刹那の中での駆け引きに手に汗握るものがあります」
「はは・・・相撲の良さが解るってのは大したもんだな・・・。俺もこの年になってやっとあの競技の魅力が解かったっていうのに」
野生のカンがそうさせているのだろうか?陸には格闘技の本質を見抜くセンスがあるようだ。
これからそういったものを見るだけでも陸は成長していくだろう。彼にはプロの技術を目で盗んで自分の物にする天賦の才があるのだ。
突如、陸が目にもとまらぬ速さで俺との間合いを詰める。
俺の顔めがけて放たれる鋭い拳を回避すると耳元では風を切り裂く音が聞こえた。
一瞬遅れて周囲に衝撃が走る。力強く踏み込まれ、放たれた一撃の強さをそれが物語っていた。
「失礼しました。ですが流石主殿です。不意を突いて全力で一撃を放ったのですが、かすりもしませんね」
詫びと称賛の言葉を口にしながら一礼してくる。
「まぁお前の主殿はそう簡単に一発食らったりはしねぇさ。それにしても大分腕を上げたな。俺もうかうかしてられんな」
「し、ししょーも陸にーちゃんもすげぇや・・・」
風助にはその動きを捉えることができなかったらしい。
彼はまだ発展途上だ。故にこれからの成長が楽しみでもある。
「お前もじきに強くなれるさ。心と体、その両方を鍛えてこその強さだ。それを忘れるなよ」
「オッス!ししょー!」
「それじゃ俺は調査しないといけないことがあるからこの辺で失礼させてもらうぜ。後は二人で頑張ってくれ」
「承知しました」「オッス!ありがとうございました!ししょー!」
俺は一ノ瀬家に戻り先程眺めていた資料を再び見始めた。
昨日はざっとしか見ていなかったので詳しく確認していく。
自殺や不審死の最大の共通点として20歳から30歳前後の容姿が美しい女性が狙われているらしい。
死因などは公式では様々な理由が挙げられていたようだが一ノ瀬遼太氏は出血多量によるショック死だと確信していたようだ。
犯人はなんらかの方法で被害者たちを殺害し、その痕跡を魔法で消し去り自殺や不審死に見せかけていたようだ。
犯人の目的は殺人。人を殺さずにはいられない、そういった
だが殺人が目的なのであれば態々偽装工作をせずとも死体ごと証拠を消し去ってしまえば良さそうなものだが・・・。
(狂った殺人鬼の思考なんざわかりゃしねぇ・・・)
データの中には一ノ瀬遼太の妻の詳細も記載されていた。
彼女は13年前、30歳の時に行方不明になったのだがどうやらその犯人に殺害され、死体ごと消し去られてしまったようだ。
何故彼女が狙われたのか?何故犯行の方法が現在とは異なるのか?そこまではわからないがこのデータにある殺人の犯人がすべて同一人物だということだけはわかった。
この殺人事件はこの地域で十数年前から起きていたことだ。13年、それ以前の犯行も含めると200件近い女性が殺害されていたらしい。・・・とんでもない数字だ。
そしてなにより名探偵であり、魔法使いの先輩でもある一ノ瀬遼太から13年もの間見つかることなく逃げ続け、最終的には彼を倒してしまった殺人鬼に恐怖を覚える。
この殺人鬼も魔法使いとしては俺よりも格上だと思われる。恐らく説得は不可能だ。殺すか殺されるか、そんな命のやり取りでしか決着はつかないだろう。
相手がどれほどの実力者かは想像もつかないがこの事件を調査するのであれば覚悟をしなくてはならない。
唯一の救いは調査をするだけであれば犯人はこちらに対して敵対行動をとることはなさそうだということだ。
遼太氏は調査の結果、犯人の決定的な証拠をつかみ、それが原因で襲撃されたのだろう。
最悪の場合、俺の戦闘能力が向上するのを待ってから核心を探っていかなければならない。
しかしその間も犠牲者は増え続ける。現に俺の調べた限りでも遼太氏が失踪してから一人それらしき被害者が出ている。
だがこの事件のことを知っていて解決できそうな人間は俺以外には存在しない。
俺がその犯人に殺されてしまうとこの事件は永遠に解決することができなくなってしまうだろう。
犯人を野放しにしてしまうのは本意ではないのだが焦って全てを台無しにしてしまうわけにもいかない。
調査記録を他の魔法使いに託した遼太氏の為にも、自分の感情を押し殺しより確実な方法で殺人鬼を仕留めなければならない。
(今の俺に出来るのか?犯人を殺す事が・・・)
「・・・慧さん?そろそろ晩ご飯を作ろうと思うんですけど・・・」
色々な事を考えていたせいか時がたつのをすっかり忘れていた。
既に日は落ち窓の外は闇に包まれている。
「もうそんな時間か、じゃあお願いするよ」
そう言葉にするのと同時に陸と風助が部屋に入ってきた。
「オッス!ししょー!おつかれさま!」
「お前らずっとやってたのか、ったく・・・物好きなやつらだな」
「主殿の助言のおかげで今日一日で風助殿の動きが格段に良くなりましたよ」
「うん!ししょーありがとー!」
「そうか、そりゃよかった」
どうやら今回の指導で彼なりに魔法のコツを掴むことができたらしい。
何事にも言えることだが自分の想像と現実とが噛み合った瞬間、物事は急速に回り始めるものだ。
特に魔法はそれが顕著に表れる。これから彼は大いに成長を遂げるだろう。
・・・それが楽しみだと思えるのはやはり俺が年を取ったせいだろうか?・・・まぁいい。
少しの間、陸と風助と3人で会話をしていると料理が運ばれてきた。
今回は昼間の時に覚えた違和感はなく、無事に作業を終えることができたらしい。
「そういえば風助君は夜遅くまで出歩いてても平気なの?」
食事を終えた後杏莉が風助に質問を投げかけた。
風助はズボンのポケットから折り畳み式の携帯電話を取り出してみせた。
「なにかあったらコレで連絡すればいいって!オレ、30歳だけど12歳でしょ?だから好きにしていいけど連絡だけはしてくれ、だって!」
両親としても風助を今後どのように育てていくかハッキリと決めてはいないらしい。
だから最低限の連絡手段を与えて後は本人の判断に任せることにしたようだ。
「そうだな、あんまり両親に心配を掛けないようにだけはしたほうがいいな」
「う~ん、やっぱりそうかな?30歳だけどそんなオジサンになったつもりはないし!だからって子供扱いされるのもムカツクし。オレもどうしたらいいかわかんないんだよね。魔法使えるからダイジョーブだと思うけどさ!」
普段は明るく振る舞っている風助だが、現在置かれている状況になんの悩みもないわけではないのだろう。
数奇な運命をたどった彼と出会ったのにもなにか理由があるはず。
師と呼ばれるからだけではなく、彼の友人としても彼の力になってやりたい。
「困ったことがあれば俺に相談してくれ、協力するからさ」
「し、ししょー!うん、わかったよ!ありがとう!」
「とりあえず今日はもう遅いから帰ったほうがいいな」
「うん!そうするよ!杏莉ねーちゃん、ご飯ご馳走さまでした!またね~!」
そういって風助は風のように去っていった。暫しの静寂、それを破ったのは杏莉だった。
「慧さん、お話したいことがあるんです」
今日のオドオドした態度とは打って変わってはっきりとした口調で話しかけてくる。
「どうしたんだ?急に改まって」
「父さんの調べていた事件、私も一緒に調べさせてくれませんか?」
「・・・今日はそのことを考えてたのか?」
「えと・・・そうです。ホントはそれだけじゃないんですけど・・・」
俺は少し考えた後に今日調べたこと、今の俺の考えを話した。
「・・・と言うわけだ。結論を言うと杏莉を捜査に加えるのは同意しかねる。犯人は一ノ瀬家に因縁のある人物だ。もしかすると次のターゲットとして杏莉が狙われる可能性がある」
「・・・だったらなおさら慧さんと一緒に行動していたほうが安全じゃないですか?」
墓穴を掘ってしまった。確かに杏莉の言う通りだ。陸が居るとはいえ、もし犯人に襲撃された場合守り切れる保証はないだろう。
「むぅ・・・確かに俺と一緒に居るのが一番安全ではあるが・・・ぐぬぬ」
「私、今までずっと待ってるだけでした。だから今回の事は真実を自分の目で確かめたいんです!」
杏莉の決意は確かなものだった。こうなってしまっては梃でも動かないだろう。
「・・・解かった。だが俺が危険だと判断したら同行は辞めてもらう。それでいいか?」
「はい、わかりました。・・・明日は早速なにか調べに行くんですか?」
「ああ・・・近場にあるまだ引き払われていない被害者の自宅をこの目で見てみたい。それと新しく被害者が出ていないかどうかを調べる。遼太氏が居なくなってからは犯行の間隔が狭まっているようだから、もしかするとまだ発見されていないだけで新たな被害者がいるかもしれない。警察よりも早くそれを発見し、現場を確認しておきたいというのが俺の意見だ。犯行を未然に防ぐ、と言いたいところなんだが正直なところ現状犯人と遭遇するのは危険すぎる。被害者が増えていくのは癪だが・・・ここは我慢するしかない・・・犯人を確実に捕まえる為にも」
「その犯人とやらは主殿よりも強いのですか?」
陸が話に割って入ってくる。
「遼太氏も相当な実力者だったはずだ。今の俺に気づく事も打ち破る事もできない結界を張れる程の力があったんだ。その彼から13年もの間逃げ続け、最後には返り討ちにしていることから犯人は魔法使いとして俺よりも強いと考えるべきだろうな。俺は他の魔法使いより魔法への適性が高いらしいが最低でも13年、魔法使いとしての経験の差がある。今すぐにやりあって勝てるとは思えない。すぐにでも片が付く相手なら遼太氏がとっくの昔に捕まえていただろうからな・・・」
「私の目からしても主殿の成長率は規格外だと思います。今は力を蓄え、時が来たら犯人を捉えに行く、と」
「どれぐらいの期間が必要になるかは解らないが少なくとも今の実力で勝てるかどうか・・・。力の差を確かめる事も出来ないしな。もし気づかれてしまったら確実に戦闘になる。そうなればもうそこで決着をつけるしかなくなる。これから起きる事件の被害者には悪いが、少なくとも一ヵ月ぐらいは犯人と事を構えるのは避けたいというのが俺の考えだな・・・。とにかく明日の調査で今後の方針を決めるつもりだ。今日はこの辺にして解散しようか」
「・・・わかりました。明日もよろしくお願いします」
そういって一ノ瀬家を後にする。
不気味な連続殺人犯・・・果たして俺にこの狂った殺人鬼を止める事ができるのか?
自分の命にそこまで執着はないが、その後の惨状を考えると慎重にならざるを得なかった。
俺が止める事が出来なければ確実に杏莉も殺される。そんな未来だけはなんとしてでも防がなければならない。
―――――
私の父は魔法使い。彼はそう告げた。
彼はその事実に驚いてはいたけれどすぐに納得していた。それは私も同じだった。
私が彼に抱いていた想いの正体がわかったのだから。
今は居ない父と彼の姿を重ね合わせていたのだと気が付いた。
魔法使いである父と、魔法使いである岩﨑慧、その二人の共通点を無意識のうちに自覚していたのだと。
慧さんのことを他人とは思えなかったのはこのことが理由だと思う。
昨日、慧さんは父がよく口にしていた台詞を口にした。
その時は慧さんが父に見えてしまった。
だから・・・気が付いたら涙が溢れ出ていた。
ずっと、ずっと我慢していたのに。涙を、感情を抑えようと思えば思うほどに・・・。
私が落ち着くまで慧さんはずっと私のことを抱きしめていてくれた。
昔、母が居なくなった時も父がこうやって慰めてくれた。
そんなところまで慧さんは父に似ていた。だから、とても落ち着けた。
一日たって慧さんの顔を見るとなんだか恥ずかしくなってしまった。
知り合って間もないのに、あんなに姿を見せてしまったことが申し訳なくて、恥ずかしくて・・・。
父や慧さんのことを考えていたら食器を割ってしまった。
慧さんが食器を元通りに戻してくれたけどその時の会話の内容を覚えていない。
その日の夜までずっと考えていた。そして私は答えを出すことができた。
父の調査に私も同行させてもらうよう、慧さんに頼んだ。
慧さんはしぶしぶそれを承諾してくれた。
私は知りたかった。父がなにをしていたのか、そしてどうなってしまったのかを。
私も犯人に狙われるかもしれないと慧さんは言っていた。
でもあなたは私のことを守ってくれるのでしょう・・・?
ただの三十路の魔法使い 黒岡ヨシヒロ @kurooka
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