2022年の想い


 寒さに身体を震わせながら、PCの画面と向き合う。


 趣味の時間に鳴らすことが少なくなり、仕事で鳴らすことが増えたタイプ音。


 BGMは久しぶりに聴いてみようと思った大好きな曲をループさせて。


 

 

 

 今年も綴ろうと思います。


 

 毎年、この時期になるとあなたのことを考えます。


 去年も、電子の海に言の葉を流しました。


 来年は、どうなっているのか自分にも、誰にも分からないことでしょう。

 

 

 

 

 

 ――――この1年、世界は変貌を続けました。


 病魔は猛威を揮ったまま、多くの人を苦しめていきました。

 今も苦しんでいる方々、今も必死に戦っている方々、様々な方々が生活を続けていらっしゃると思います。


 僕個人としては、新しい分野の仕事を駆け回りながら、生活を送っています。


 楽しみにしていた時間が失われました。

 自重に自重を重ね、身動きができない日々もありました。

 慣れたと思った仕事で、大変なこともありました。


 自分の紡ぎたい世界は、白いままです。

 どうにかしようと足掻くことも、少しずつ疲れてきているような気がします。

 動かない指はさび付いたまま、世界から色が失われたままです。



 変貌を遂げた世界の中で、僕らは生きています。

 どうしようもないくらい、僕自身ではどうにもできないことばかりです。

 それでも、周りの方々によって支えられ、日々を過ごしています。

 後悔を積み上げながら、後悔を引き摺りながらも生きています。


 

 この1年の間に、悲しいことが続きました。

 未だに慣れず、そのことを思考するだけで身体が震えます。

 指を震わせながら、両手を組んで、ただひたすらに想うばかりです。

 ――――どうか、どうか。これ以上、僕から――――

 

 


 変貌を続ける先見えぬ世界を、僕は歩いていくしかありません。


 ――――少しずつ、あなたから離れていきます。 


 ――――少しずつ、あなたの知らない僕へとなっていきます。

 

 

 

 こんな僕を見て、あなたはどう思うでしょうか。


 ――――その答えを、あなたから得ることができないなど、分かりきっていることなのに。


 それでも、愚かな僕は問い掛けをやめることはないでしょう。


 あなたに問い続けることが、僕に出来ることだから。


 躓き、歩くことを止めそうになっても、あなたへの問い掛けはやめることはできないでしょう。


 だって、あなたは僕にとって**だから。


 それが、僕にできるあなたへの***だから。


 たとえ、多くの人に理解されない行動だとしても。

 僕はきっと、続けていくことを誓うでしょう。

 

 そうやって、幾度となく*いを紡ぎあげて。

 僕はあなたを想い続けるでしょう。


 

 今年も、あなたへの想いを流しましょう。





 電子の海に、あなたへの想いを流して。





 ――END……?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る