2023年の想い


 細かく降る雪を眺め、PCの画面と向き合う。


 趣味の時間は相変わらず鳴らす回数が少なく、仕事で鳴らしているタイプ音。


 BGMは最近ずっと聞いている曲をループさせながら。




 今年も綴ろうと思います。


 毎年、この時期になるとあなたのことを考えます。

 去年も、電子の海に言の葉を流しました。

 来年はどうなっているのか、自分にも誰にも、分からないことでしょう。


 (今年は近日中に重要なことを行う関係もあり、綴ることができるか不明でした。)




 ――――この1年、世界は変貌を続けました。


 病魔の猛威は相変わらず、多くの人を苦しめています。

 それでも生活の中にあるものとして、様々なものが緩和され、これからもっと緩和される予定のようです。

 身近に最も近付き、大変な時期を送ったこともありました。


 僕個人としては、仕事を駆け回りながら生活を続けています。


 楽しみにしている時間は減り、身動きができない日々が続いています。

 仕事も様々な失敗をしたり、嬉しいことがあったりと色々あります。


 自分の紡ぎたい世界は、真っ白なまま。

 それでも、時々届く応援や、広げたい世界があります。

 動かない指を動かそう、と何度思ったことでしょうか。


 変わり続ける世界で、僕らは生きています。

 どうしようもないくらい、僕自身だけではどうにもならないことばかりです。

 それでも、縁を紡ぎ、世界を広げろうと足掻いています。

 積み上げた後悔に埋まりそうになりながら、後悔を引き摺りながらも生き続けています。



 ある時から、世界が歪んでいるように見えています。

 衝撃が強すぎて、けれどこれは抱えていかなければならないものだ、と思っていて。

 考えれば考えるほど、思えば想うほど、苦しくなっています。

 ――――知らなければ、知らないままでいられれば良かった、と後から悔やんでいます。

 それでも、その想いはこれ以上言葉にしてはいけないと思うので。

 そのことに関して、僕は口を閉ざしましょう。

 

 ―――そのことが、僕から溢れてしまう前に。


 

  


 何があろうと、変貌を続ける先見えぬ世界を僕は歩いていくしかありません。



 ――――少しずつ、あなたから離れていきます。 



 ――――少しずつ、あなたの知らない僕へとなっていきます。



 ――――少しずつ、*れてきている僕になってしまっています。



 こんな僕を見て、あなたはどう思うでしょうか。



 ――――その答えを、あなたから得ることができないなど、分かりきっていることなのに。



 それでも、愚かな僕は問い掛けをやめることはないでしょう。


 あなたに問い続けることが、僕に出来ることだから。


 躓き、歩くことを止めそうになっても、あなたへの問い掛けはやめることはできないでしょう。


 だって、あなたは僕にとって**だから。


 それが、僕にできるあなたへの***だから。


 たとえ、多くの人に理解されない行動だとしても。


 僕はきっと、続けていくことを誓うでしょう。


 続けることができなくなる、そのときまで。



 

 そうやって、幾度となく*いを紡ぎあげて。


 僕はあなたを想い続けるでしょう。





 今年も、あなたへの想いを流しましょう。




 電子の海に、あなたへの想いを流して。





 ――END……?

 

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