2020年の想い
雪の気配に身体を震わせながら、PCの画面と向き合う。
趣味の時間に鳴らすことが少なくなったタイプ音。
BGMは大好きな曲をループさせてもらいながら。
今年も綴ろうと思います。
毎年、この時期になるとあなたのことを考えます。
去年も、電子の海に言の葉を流しました。
来年は、どうなっているのか自分にも、誰にも分からないことでしょう。
――この1年、僕は沢山の出会いがありました。
職場での出会いと別れ、慣れたようでまだまだ精進が必要な仕事。
失敗も多く、日々泣きそうになることも多いです。
逃避する時間は増え続け、死んだように眠る日は相変わらず続いています。
自分の紡ぎたい世界は、真っ白なまま。中々指が動かず、錆び付く一方です。
それでも、好きな世界で知り合った方々によって、僕の世界は広がりました。
初めての経験。初めての旅。初めての行動。
時に悩み、ときに困らせてしまうことも多いけれど。
活力となっている一つが、その世界だと、僕は思います。
そしてこの1年で、新しい時代が幕開けとなりました。
新しい時代と共に、僕も少しずつ歩いていきます。
――――少しずつ、あなたから離れていきます。
――――少しずつ、あなたの知らない僕へとなっていきます。
こんな僕を見て、あなたはどう思うでしょうか。
――――その答えを、あなたから得ることができないなど、とっくに分かっていることなのに。
幾度となく問い掛けを繰り返し、得ることの出来ない答えに落ち込みます。
それでも、愚かな僕は問い掛けをやめることはないでしょう。
あなたに問い続けることが、僕に出来ることだから。
躓き、歩くことを止めそうになっても、あなたへの問い掛けはやめることはできないでしょう。
だって、あなたは僕にとって**だから。
今年も、あなたへの想いを流しましょう。
電子の海に、あなたへの想いを流して。
――END……?
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