2019年の想い


 重い瞼と格闘しながら、PCの画面と向き合う。

 趣味の時間に鳴らすことが少なくなったタイプ音。

 BGMは新曲をループさせて。


 今年も綴ろうと思います。

 

 毎年、この時期になるとあなたのことを考えます。


 去年も、電子の海に言の葉を流しました。


 来年は、どうなっているのか自分にも、誰にも分からないことでしょう。


 


 ――この1年、僕は死んだように生きました。

 初めての経験、別れ、新しい出会いに、少しは慣れた仕事。

 けれど、逃避する時間は増えて。死んだように眠る日もありました。


 頑張ろう、と決意を抱いても。すぐにその決意は熱を冷ましていきました。


 真っ白なノート、積み上がる書籍(せかい)、封を切らないままでいる道具。


 こんな僕を見て、あなたはどう思うでしょうか。


 ――――その答えを、あなたから得ることができないなど、とっくに分かっていることなのに。


 幾度となく問い掛けを繰り返し、得ることの出来ない答えに落ち込みます。


 それでも、愚かな僕は問い掛けをやめることはないでしょう。


 そして今年も、あなたへの想いを流しましょう。


 

 

 電子の海に、あなたへの想いを流して。



 ――END……?

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