2018年の想い


 職場の方と飲み会をした後の満足感に包まれながら、PCの画面と向き合う。

 最近はあまり鳴らすことのなくなったタイプ音。

 BGMも聞かなくなったように思える。


 けれど、今日だけは書かせて下さい。書き切らせて下さい、と思いながら。

 僕はひたすら文字を書き起こし始めるのだった。





 毎年、この時期になるとあなたのことを考えます。


 去年は、電子の海に言の葉を流しました。


 来年は、どうなっているのか自分にもわかりません。


 

 ……この1年、僕の周りはとても変わりました。

 初めての経験、初めての環境。慣れない仕事に、逃避する日々。


 頑張ろう、頑張ろう、頑張ろうと言葉をもごもごさせながら、意識を深く落とすこともありました。


 こんな僕を見て、あなたはどう思うでしょうか?


 呆れてしまうでしょうか?それとも、頑張ってるねと言ってくれるでしょうか?



 ――――その答えを、僕はあなたから得ることができません。




 何度、あなたのことを思ったでしょう。

 何度、あなたのことを呼んだでしょう。


 まとまらない想いを、減らぬ胸の想いを、せめて此処で流させて下さい。




 電子の海に、あなたへの想いを流して。




 ――END……? 

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