ファンタジーと言えば魔法やドラゴンなどを思い浮かべるでしょうか。
現段階(第三章 26話)では、そういったものはまだ殆ど見えて来ません。
今後そういった要素は増えてくるだろうとは思いますが。
良い意味で派手さがあまりなく、それ故に素直に世界に入っていくことができます。余計な説明文などはほぼありません。
キャラクター達も良い面、悪い面どちらも持ち合わせていますが、とても人間的でどちらも共感することができ、これは人の物語なのだと理解させてくれるような気がします。
また個人的な見所としては、決めるところはきちんと決めるところです。
キャラクターが自身の覚悟や、思いをしっかりとぶつけるところは、王道にして至高だと思います。
ありがちと思われるかも知れませんが、そこに持っていくまでの構成、文章どちらも申し分ないと感じます。
今後は魔法などそういったものも出てくるかとは思いますが、それもきっと上手く読ませてくれるものと信じています。
人を選ばない良作だと思います。是非一度読んでみてください。