人の王となった竜もいれば、騎馬のような竜もいる。
暴竜となった竜もいれば、隠者のような竜もいる。
そんな世界の片隅に生きる、竜のお話ですね。
イレスダートという、壮大な、そしてある意味殺伐とした世界に浮かぶ、小さな、少し寂しく、それでいて少しの幸せがあるお話。
とても、しんみりしました。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒さん、こちらもご高覧ありがとうございます。
竜がいなくなったはずの国だけど、竜は消えたわけではなくて彼らは身を隠しながらひっそりと生きている。人間と共存できた飛竜もいれば、そうでなかった竜たちも。そして竜人となった者たちは必ずしも強い存在ではなかったりもします。このお話は、そんなちいさな彼らのおはなしでした。
ちなみに時間軸としては、ちょうど本編の三章と四章の間くらいです。
たくさんのお星さまもありがとうございました!
編集済
竜にも様々なタイプがいるのですね!
本編でグラン王国の場合、竜は三種と書かれてましたが、この村の風竜様たちはまた別の系統でしょうか?もしやグラン王国の竜もお喋りします…?
世界が壮大でわくわくが止まりません!
小さくなった風竜様にも、少しでも幸せがありますように。
作者からの返信
番外編も読んでくださり、ありがとうございます!
そうなのです。竜にもいろんなタイプがいて、グラン王国で襲ってきた飛竜、この話で出てきたイサヤとカーラ、それから本編でもう少し後に登場する竜もいます。イサヤとカーラ、それにレオナは竜というより竜族にあたるですが、果たして最後の竜はお喋りするのか……おたのしみに☺️
老いて死を迎えるはずだった風竜さま。彼女との邂逅とそのふしぎな力で運命が変わったようです。子どもの竜は蜥蜴に見えなくもないので誤魔化したり、もう少し大きくなったら元の姿(人間)に戻れたり。仲良く幸せな旅を続けていると思います。
お星様の応援もありがとうございました!
編集済
ひさしぶりに読み返しました。やはりいつ読んでも冒頭の「夜遅くとも~子どもたちには十分だった。」の文章が大好きです。歌うようで、自分の子どもの時分の気持ちも思い出されるようで、ひめやかなのにわくわくするほんとうに素敵な導入と思います。
凝縮されている幼なじみ三人の性格や関係性は愛しいし、風竜様の迎えた変化には希望が在って、この世界の幸せな結末を願わずにはいられない短編です。
作者からの返信
ご高覧&メッセージありがとうございます。
冒頭の部分はアバンみたいに描いてみたいな、と思ったのと視点が子どもの時分だったので、おとぎ話のはじまりを少し意識してみました。「夜遅くともーー」のところをすきと言って頂けて、うれしいです。
幼なじみたちの関係性や人物像などが伝わり、ほっとしました。参加企画のために描いたおはなしでしたが、長編を一話に読めるためのはなしに纏めるのはなかなか難しかったです。
結末にも触れて頂き、ありがとうございます。イレスダートのせかいのほんの一部分でしたが、本編にも関わるところでした。
まだ幼いレオナとブレイヴが、可愛かったです。
人間の勝手な思い込みで、捧げられた生贄の子供たちは、イサヤやカーラによって救われ、遠くへ逃げていったのですね。
カーラが、子竜になって、イサヤの腕の中に残ったことが、とてもほっとしました。
小さな希望のようでした。
作者からの返信
本城さん、こちらもご高覧ありがとうございます!
冒頭の幼なじみたちはまだまだ子どもで、この子らが成長して騎士と姫君としての自覚を持っていくんだなぁとしみじみ。
竜人たちとの予期せぬ邂逅。人間の勝手な都合で生贄にされた子どもたちも、きっとどこかで元気に生きていると思います。
本来は、老いて寿命で死ぬはずだったカーラも、どういうわけか子竜に戻ってしまいました。イサヤとの旅をはじめるようです。
そして、こちらの番外編に素敵なレビューもありがとうございました!嬉しくって何度も読み返してはにまにましてます☺️