第3話
作者、疲労のため、今週は休載させていただきます。
「いや、ダメでしょ」
「だめかな。更新したくせに何も内容がない、ってネタで一週、引っ張れるかなって」
「それなら、最初から投稿するなよ」
「まじかあ」
そよぎはオーバーに頭を抱えるリアクションを取る。
「でも、ある意味、うちの作品らしいネタでいいんじゃないかと思うんだよ」
「色んな意味でなめすぎ」
という訳で、もうちっとだけ続くんじゃ。
「そもそも、『とくべつへん』なんて、思い付きで始めたからネタがもうないんだよ」
「ネタ切れ早すぎ」
「もっというと、そもそも本編が思い付きで始まってるから。第一話、執筆時点で一巻のラストの構想すらなかったからね」
「そういうの、言わない方がいいと思う」
今はちゃんとラストまで構想あるから。
ほんとだよ。
「いや、正確に言うと書くネタは、なくはないんだけど」
「うん」
「作者の気力が足りない」
「出せよ、気力」
今出さないでいつ出すんだよ。
「違う違う。仕事が忙しいからだから」
そよぎは言う。
「別にfg○のバレンタインイベント回してるわけじゃないから」
「ゲームする余裕はあるんかい」
イベント中はね、仕方ないね。
「でも、仕事が忙しいのは、ほんとだから」
「まあ、それはそうかもしれないけど……」
「事実、これは今、職場でこっそり書いている」
「それ言っちゃダメ」
「というか、冷静に考えると平日の金曜日に更新しようとしていることに無理があった」
「それは確かに……」
「という訳で、次回は来週の日曜日あたりに更新します。……オチが思いついたら」
「オチなあ……」
毎回オチをつけるのが大変なんだよなあ……。
それはそれとしても。
こんなグダグダな日記帳以下の内容で更新していいものだろうか。
僕が思案していると、
「幸助くん」
そよぎはのほほんとした表情で言い放った。
「本編のグダグダ具合も、そんな変わらないから大丈夫だよ」
「ええー? また、自虐ネタ落ちですかー?」
お後はよろしくないですが、また来週。
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