投書欄
水乃 素直
第1話 最近の子供のリテラシーの低さを嘆いています。
最近の子供は、海で寿司がシャリとネタで泳いでると思ってるらしい。なんて非常識だ。
そんなことはない。魚は切り身で泳いでるのだ。そんなことは学校で習わなかったのか。スーパーに行けば、すぐにでも分かることだと親は教えなかったのか。スーパーには分かりやすくも切り身の魚が置いてあるのだから。
私は、今時の子供の非常識ぶりに嘆かざるを得ない。これも自然に触れ合ってこなかったからだろう。親の教育も自然から遠ざけるばかりで、命の大切さを教えようともしないのだ。
そもそも、今回の間違いのすごいところは海の中でシャリが泳ぐの思い込んでいられるのだ。こんなことは今まであり得なかった。こんな間違いは知識の問題ではない。
少なくとも、魚は寿司ではなく、切り身で泳いでると知ってほしい。そう強く思うのであった。
(53歳 無職 男性)
2050年 1/28日 新聞、投書欄より
投書欄 水乃 素直 @shinkulock
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます