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第8話」への応援コメント


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    >ほとんど公然と夜毎おとずれる未来の夫の足音を聞くたびに、今日こそは愛そうという重荷と、なにかがこそぎとられていくような喪失感にあえいだ。そして、夜明けに許婚が寝床から抜けだしていくと、ほっと胸をなでおろした。

    のところ、ケセオデールの気持ちが、胸に痛みを伴って伝わってくる思いです。


    なにげなくみやった若い庭女に、ケセオデールの、
    >まるで金づちで胸を殴られたような衝撃が全身に走った
    のところ、ものすごい衝撃を受けたんだろうなぁ…! と読んでいてガツンと響きました。

    >熱湯のようなものが胸のあたりからじわりとひろがっていく。
    のところも、衝撃が気持ちだけでなく身体にも影響が出るほど、強かったんだろうなぁ…! と思いました。

    庭女の娘に対するケセオデールの様子に、なんとなく男性的な感じがしました。

    ハルコーンとの婚礼に困惑してすり減っている時のケセオデールは、なんとなく女性的な印象(ケセオデール自身は違和感を覚えていても)だったのですが、庭女の娘に対してのケセオデールは、男性的な印象を受けました。

    それでいて、私は女性でケセオデール本人ではないけれど、読んでいると自然と、自分がケセオデールになったような感覚を覚えながら読み進めています。

    >すぐ背後にひろがる中庭で、薄汚れ作業している娘のことを考えると、胸の動悸が激しくなり、振り返らずにはいられなくなる。
    のところ、特に「胸の動悸が激しくなり」に共感しました…!

    >娘の凡庸さと自分に無関心なようすが、ケセオデールにはひどく恨めしく思われた。
    に、ケセオデールの気持ちと表情が伝わってくる思いです。

    >なにもいわず、突然去ってしまったことを、娘はどう感じただろうか。気になりはじめるとそれを確かめずにはいられなくなり、中庭へ引き返した。

    >また話しかけるのはおかしなことかも知れないし、気にかけているのだとさとられたくなかった。

    のところ、感情移入して、共感して。
    あるある…わかる…と、なんだか読んでいて、カーッと赤面する思いです。ここのシーンのケセオデールの気持ちと行動、なんだかとても身に覚えがあって、恥ずかしく…というか、照れて? もだもだ赤面しちゃいました!(このコメント書いていてすごく悶絶の思いです。絶対いま私赤面してます。)

    ケセオデールの描写、読んでいて他人事とは思えないリアルさで引き込まれてきます…!

    感情移入しながら楽しく拝読しています。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    ケセオデールはとても感情豊かな人物だと思います。
    そんなケセオデールの感情を感じ取っていただいて嬉しいです!