あとがき(解説・言い訳)
はじめまして。でこーすと申します。
今回は、私の拙い作品の閲覧に貴重なお時間を割いて頂きまして、誠に有難う御座います。
読み難い、分かり難い、つまらない、などの御不満もあったかと思います。
言い訳では御座いますが、物語を綴ってみたのは本作が初めてであり、特に予習のような事もしておりませんので、何卒ご容赦の程、宜しくお願い申し上げます。
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既にお気付きの方も多いと思いますが、この『西の街のニッキー』は現在(2017年1月)起こっている、とある騒動をモチーフにしています。
その騒動は色々な要素が絡んでいて、一概にどちらが良い悪いとは言い難いのですが、私なりに考えて辿り着いたのは、
『コンテンツとは、人の心を豊かにする為の物でなくてはならない』
というものでした。
コンテンツとは、誰かの心を動かす事によって対価を得る物です。対価はお金とは限りません。知名度であったり、恩であったり、様々で良いと思います。
人の心を土台に成り立っているのだからこそ、その目的はポジティブであるべきです。
誰かを傷付け、誰かを不快にさせる目的であってはならない。そう思うのです。
そしてそれは、コンテンツの内容だけでなく、その宣伝方法や、関係者の人間性にも言える事だと思うのです。
そんな想いから、本作一番最後のサリーのセリフが、一番最初に産まれました。
そこから肉付けを始めたのですが、当初はモチーフの騒動を連想させるエピソードや表現を、もっと盛り込んでいました。
でも後から読み返すと、やっぱりそう言うのって蛇足なんですよね。読み難いし、伝えたい事がブレるんです。
なので、モチーフはモチーフと割り切って、この物語はどうあるべきか?この物語に必要な要素は何か?そんな視点で修正を重ねたつもりです。
本作は実際の騒動をモチーフとしていますが、お話しとしては別物。そう思って読んで頂けると幸いです。(なので、その騒動の詳細については、ここでは触れません)
・・・・・
価値観の多様化、頻繁に行われる情報更新、デジタルデータの複製、様々な問題や時代の変化により、コンテンツ業界は非常に厳しい状況に立たされています。
そんな時代だからこそ、コンテンツを制作するクリエイターも、コンテンツを楽しむ消費者も、モラルや矜持が必要なのでは無いでしょうか。
これからも、この先も、素晴らしい作品が生まれ続け、人々の心を豊かにし続けて欲しいと願っております。
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本編の各エピソードより長い、青臭い主張のあとがきまで読了して頂き、誠に有難う御座いました。
また、いつかどこかでお会い出来ましたら、宜しくお願い致します。
西の街のニッキー でこーす @Decors_w
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