「詠む残痕」

煩先生

 

深い侮蔑に

言葉が踊る

絶望の声で

交響する心


鍋で炒めた

憂世の道理

僕は臓物を

文学に磨く


重い短詩に

悪夢が燈る

落日の色で

反転する泪


毒で浄めた

美感の手枷

僕は音韻を

病巣に抱く

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「詠む残痕」 煩先生 @wazurai

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