最後の決断
今川は密かにすすめた
日向とユーキスのデータと昔の残骸をあわせて『白虎』よりは小さな施設を作ることを……
未来を作る子供と女性をまずは救う
計画は龍馬、真田一族、エイジと共に進んでいた
チカチカと機械が光っている
円柱がたのカプセルの中に静に眠る動物…………記憶の中の何かがエイジを動かし密かに小さな空間で育てきた
もう辞めよう
『女と男が溶け合って命は産まれる。温かな血液と温もりの中で命は育つ。』
巴の落ちついた声が蘇る
電子で分析され計算して産まれた命はここでしか生きれない
ビー!
スイッチを押す
ここのものは死にたえて行くだろう
悲しみに苦しみ、命を失った男の研究は暗闇の中に封じられた。
メタトロンはイスに座る人々を眺めていた
真実を見抜く
機械がはじきだされたら滅び行く空間に残される
人類すべてを救うために反発してきた
人は平気で裏切る
信頼していた仲間の裏切りで『ピレーネ』では激しい激戦になった
戦えるものはすべて犠牲になった
妊婦、子供だけを乗せ『龍慧音』に非難した
龍神がいるなら
どう選択をするのだろう?
「メタトロン様、『龍慧音』との通信が途絶えました。」
滅びたのか?
「南は終わりか。」
モーゼは奇跡を起こすといわれていた
戦闘も出来ない技術者が救えるわけないとメタトロンは思っていた
やはり神の力などない
我々は滅びるのか?
ユーリは何をしようとしているのだろう?
一人で出ていったことは知っていた
「最後の戦いに向かう。出来るかぎりの仲間を集めよ。」
俺は……悪あがきをする
せめて悪魔は根絶やしにする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます