開いた扉
グラグラと強く揺れた
意識がとびかけていたヒカルは目をさました
体は固定されているがしびれはない
ビー!ビー!
「地下の『コア』が衝撃で停止しました。」
「爆風が……」
ズズズ!
にぶい音がする
キリュウはふと笑う
「君のお仲間がきたようだね。でもムダだよ。第二心臓、『アポロ』起動、切り離せ。」
巨大なスクリーンに次々と押し寄せる人が写し出されていた
メタトロンさん?
見慣れた姿が写し出されている。
斜めになる廊下に流される人々
そして画像は消えた
『ゴッド』本部『楽園』に入った
メタトロンが引き入る選抜隊は空にうち上がる巨大な鉄の固まりを見てボーゼンとした
「ジェット隊、つづけ!」
円型、飛行盤に乗ったメタトロンに数人つづく
飛べないものは残された『楽園』と共に滅びることを覚悟していた
敵も味方も覚悟を決めた時に光輝く扉が現れた
「動ける者は扉にはいれ。」
赤い髪をたなびかせユーキスが叫ぶと
戸惑いながら人々は扉をくぐった。
人々がくぐった後、ユーキスは力つきた
俺、終わりかな?
かあさん……これでいいよね?
炎の中でユーキスは目を閉じた
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