反組式~白虎~
マーズの別名はサラマンダーという。
彼は本来は火龍なので間違えではない。
彼は人を探して地球に来たのだが争いばかりの南の民をせっとくするうちにサラマンダーと呼ばれる指導者になってしまったのだった。
魔法が使える部隊があるな。
龍になり火の道、海底火山を伝って南に帰ろうと思ったが襲撃を受けた。
ユーキスからの通信は途切れている。
普通の魔法使いではないなあの部隊は闇の魔術師だそれも塗り替えられた。
ウム、治癒は得意じゃないからな。
とにかくコールド状態をソロソロといてエイジさんには起きてもらお。
敵の気配がないのを詠んでからカプセルの浮遊をといた。
プシューと蒸気があがるさすがにまわりの温度はあがったようだ。
「貴方はサラマンダー様ではありませんか?」
声をかけられ振り向くと銀の鎧をつけた人間が立っていた。
「私は南のジャイカにいたのです。例の爆弾による破壊のさい海に投げ出されました。」
ライと名乗った騎士が言う。
「よく助かったものだ。」
『龍彗音』に移民ができた人々は助かったが大半は助かる見込みはないだろうとマーズは思っていた。
「うまく飛ばされたので助かったのです。私は今、反組式の人々と動いています。そのカプセルでは早くは進めないでしょう我々の所で休んで行ってください。」
モーゼが動いているときいたのでだいじょうぶだろう。
黄色の砂漠地帯に空いた穴の中に球体が浮かんでいた。
「ライ、貴女は南のサランマンダー様ですね。失礼ですがカプセルの中を確認させていただきます。」
男性はカプセルに機械をあてハッと息をのむ。
「タカユキ様まさかそんなことがあるわけがない。」
男性の情報がここの指導者の耳に入ったのだろう。
マーズは医務設備のある部屋に通された。
「これはどういうことだ?」
カプセルを開いた瞬間に見守っていた女性が顔をしかめる。
目覚めたエイジはまずは画像を見せられた。
どこかの研究施設の画像だ。
カプセルの中にはいっている生き物には見覚えがあった。
「我々が封じた業を使える者がいるのかも知れない。タカ博士は我々の忍びだったのだ。彼は精神を病み自ら命を絶ったときいていたが……」
「信じて頂けないかも知れませんが。私が暮らしていた異世界では魂を呼び出すことができます。今の彼の姿はキリュウの双子の兄なのです。」
マーズの言葉に男性はフムとうなり画像のパネルがならぶ壁の前にたつ。
「サラマンダー様も不思議な力をお使いになられるとおききしておりますので信じますよ。僕の名前はミチルと言います。我々の組式の名前は白虎、異能者が幹部を閉めています。はじめにおで向かいした信長は人の魂が見えます。」
マーズは驚いた、この地球が属する宇宙ではそのような力は滅びたときいていたからだ。
「あなた方に敵とみなされ殺されても仕方ないでしょう。操られたにしても人を殺めたのは真実ですから。」
エイジの言葉にミチルは振り向く。
「私達だって殺めていますよ。今のごじせいですからね。女神は貴方をタカ博士の生まれ変わりだと信じておられます。我々と戦いませんか?」
「お役にたてるなら。ただ俺は自分のいしでないこてをやるかもしれません。その時は殺してください。」
ミチルがうなずきエイジの手をとった。
マーズは南に帰還しエイジは中東の反組式、『白虎』で戦うことになった。
マーズは魔力の攻撃が心配だったがユーリ、ユーキスに期待しようと思った。
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