救済者

金髪に赤がまぢったかみの少年が木上に降りたつ。

アマゾンかここは?

見渡す限り木々が広がる、海が黒いな南国ではないということか。

「ユーキスやっぱり変だよ。俺がお前を向にきた地球じゃない。」

龍が飛んでくる。

「魔力が安定しない。浮遊とかていどなら使えたのにな。ンッ?なんだあれ?」

海のほうに巨大な艦隊が降りたった。

「闇の魔術師だ。まずいな追っかけられるのはごめんだ。」

人になりユーキスの隣に降りたつ。

「とにかくあそこにある村に言ってみよう。あれはネプチューンの銀色兵士だ。」

二人は木から降りたしゅんかん囲まれた。

「ヒグレ、鎧だけ破壊だ。」

ユーキスが背中の剣を抜く。

近くの兵士に切りかかると鎧がわれ無表情の人間が現れる。

「魂の束縛か、ああめんどくさいばらまいちゃえ。」

ユーキスがマントから小ビンをだして空中で割る。

まわりに水が飛び散り数人倒れる。

「ユーキス、無駄遣いするなよ。こいつらはロボット兵だな。」

ヒグレが地面に拳を叩きつけるとロボット兵は飛んでいった。

「ふー生きるか死ぬかはうんだが仕方ないサービスしてあげよう。」

ヒグレが空間を開く。

「あっバカ敵をテレポートしてどうするんだよ。」

空をかけるのは危険と感じたヒグレが地を走るように飛ぶ。

「ユーキスの俺をたてがわりに使うな。きりがないもう仕方ない必殺、鼻息攻撃。」

ブオーと敵が飛ばされる。

「ウワッ蛇だ大蛇が敵を飛ばしてくれたぞ今のうちだ。みんな洞窟まで逃げるんだ。」

男性の指示で女子供が出てくる。

「大蛇ではない三目龍のヒグレだ。」

ヒグレの台詞に男性がおどろく。

「龍?龍なら助けてくれ村が敵におそわれてるんだ。僕はいい、女子供達を救ってほしい。」

ヒグレは茂みの中で怯える子供達をせかす女性達をみて、考える。

ここの住民か、一時的ならだいじょうぶだろ。

空間の門をひらいた。

「ここに逃げれば安全だ。」

ヒグレの前に一人の女性が立つ。

「みな、龍神さまが開いた道にすすむのじゃ。あそこの洞窟は安全とは言えない。」

女性の言葉に女性達が集まってくる。

「我は残る。龍神どのみなを頼みます。」

これではヒグレも戻らなくてはならない。

「また連絡する。ヒグレついでに母さんにやつらが地球に来たことを伝えてくれ。」

ユーキスを置いてヒグレはウニバルゾに帰っていった。


この星の地下には忘れられた古い町が眠っている。

巨大な元はビルだった建物が『ヘルム』だ。

「ヒグレは力の波動で飛ばされたから俺は一人だよ。」

ヘルムに近いとこにある建物をユーリは自分専用に作っていた。

「はいこのボタンを押せば見れるよ。攻撃されたのか、ウニバルゾにねいいんだか悪いんだか。」

環境の違い、生き物の違いで悩まされたユーリとしては心配だがそちらを気にしてもいられない。

「ユーキス、確か『イーオン』に留学したことあったよね?」

「地球よりは滞在みぢかかったけどね。」

パネルに目を緒としたままユーキスが応える。

「これなんだかわかる?」

ユーリが見ているのはコールドカプセルで寝かされているエイジの体内だ。

「これは『悪魔の種』のいっしゅだよ。まずいよこの中の人物おそら『ゴッド』に操られているんだよ。これは取らなきゃいけないけど………」

「このこめかみのはとれるけどここは難しいな、また『デーモン』の連中に操られるよりはいいかな。」

ユーリは決意をして携帯の無菌室をつくる。

「いざとなったらユーリが責任もって魂を捕まえにいくさ。」

コールド状態をとかずに慎重にカプセルをぬく。

後はエイジの運しだいだろ。

さてとここは地下深いから見つかるには時間はかかるだろうけど『悪魔の種』なら気づくだろうな。

『悪魔の種』と言うのはトリオシティの一つ、『サイエンス』の組式が作り出したもので体内に埋め込んで特殊電波をだしその生き物を操ることが出切るというものだ。

おそらくヒカルさんにも埋め込まれているんだろうな。

「うんヤッパリそうだ、そいつ所用範囲があってその範囲ないに入らないと操れないらしい。」

はじめのうちは二人は頭痛を訴えるだけだった行きなりいなくなったのはつい最近の出来ごとだ。

「この『ゴッド』の人間がいるってことか。」

ユーキスが取り出した小型の再生機の画面を見つめユーリがつぶやく。

「魔法使いなら俺はわかるけど研究者は無理だな。」

メタトロンには信じて貰えるかわからないが襲撃の真相を話しておくべきだろう。

「俺は外の詮索にいってくる気がかりなことがあるから。」

机の上に投げた幾つかの物を腰のカバンに入れてユーキスは立ち上がる。

「俺はエイジさんの目覚めしだい。メタトロンに事情を話してくるよ。」

ユーキスが出ていくのと同時に一人の青年が現れる。

「マーズさんなぜここにいるんですか?」

赤い髪の男性にユーリがおどろく。

彼は闇の固まりがウニバルゾに現れたとき固まりとともに消えた火龍の長だったのだ。

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