悪魔の炎
ヒカルは部屋の中でイスにくくりつけられていた。
「再会できて嬉しいよ。キマイラが完成した日にね。」
男はニヤリとわらう。
青い海に浮かぶ緑の島が浮かぶ。
ヤマトの人々よりは色が黒い人達が逃げ叫ぶ姿が写されている。
「いやあ楽しそうだな。」
ヒカルの体が怒りで震える、口に噛まされた革紐がギリギリと食い込みかな臭い味が広がる。
「さてとはじめるか。キマイラ出動、発射!」
緑の島に赤い矢が走り赤い玉になった。
やめろやめてくれ………ヤエの顔が浮かぶ。
人が倒れている。
メタトロンはいやな予感がした。
レーザーガンで撃ち抜かれた扉の中に客人はいなかった。
「メタさん、侵入者です。相手はかなりコンピュータのいじれるやつです。ヒカルさんの姿が消えました。」
部下の知らせにメタトロンは顔をしかめる。
「みな地下にいけ、ここはもはや安全ではない。」
バタバタと人が動く。
「メタトロン様、大変です最大兵器が南の島に撃ち込まれしまごと破滅したようです。」
ちくしょうキリュウのやつ、危険を島々に知らせなくてわ。
「マヤ部隊、至急各島に警告。破壊兵器が発動された。」
館内につながる回線から連絡をする。
ビーと胸元の通信機がなる。
「メタトロン、ここもだめだ。『ヘルム』に行こう。ユーリがヒカルさんを探しに行ってます。エイジさんはゴールドカプセルで移動中。」
ケルンの切羽つまった声がした。
「俺はドーム内の確認をしてから行く。」
画像に写された巨大な艦隊をみてメタトロンはかたまる。
デーモン、ヤツはここをつぶすきか?
ンッ?あれは確か島の長
拡大した艦隊の先に縛られている人物をみてメタトロンはおどろく。
何かがとんできた、蛇いや、龍だ赤いウロコのそれが艦隊に突撃して、柱にしばられている人間を口に加える炎が龍の体にあたりパッとちる。
そしてここにいても聞こえるほどのごう音とともに稲妻がはしり戦艦は真っ二つにわれた。
ドームから離れた場所で火の玉ができた。
兵器をのせていたのか恐ろしい。
メタトロンは爆発ボタンを押して地下にくだっていった。
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