アーリアの攻撃

その世界の生き物の生き血を注げばそそぐほどその世界が見えて来る。

幸せそうね………私をここまで追い込んだ雑魚のくせに………。

青い地球と一組の家族が煙で曇る鑑の中に写し出されていた。

アーリア以上にこの星に恨みを持つデーモンの捧げ物のおかげで鮮明に見える。

壺の中の液を短剣にまとわせる、お前らの幸せを壊してやるそして味わうがいい生き地獄を………。

額に押し付けた物体からアカイアカイ液が流れアーリアの長い髪を伝った。


シオンの先が巻いた美しいブロンドの髪とアーリアの黒い髪がかさなるしたからは怪しげな赤い光が点滅する。

「僕の美しいアーリア、僕のために美しいシティーを用意してくれるかい?」

シオンが耳元でささやく。

「美しい物を者をそろえますわ。シティーをご用意するのはお時間必要ですけど美しいお城なら近いうちにプレゼントいたしますわ。」

頬笑む彼女唇をそして赤く染まる体を、それは彼女の血ではないが………。

「楽しみにしてるよ。あんまりまたせると僕のお人形に君もしちゃうからね。」

人形………ばかね私があんたを操ってるのにわかっていないのね。

シオンの消えかけた生命の火を地獄の火で戻した時からこの男は変わった………ンッまた自分の中に知らない記憶と言葉がながれた。


老人の見開かれた美しい金色の目は輝きはなかった。

「オパール、時空の移動の間違えわないな?」

「アーリア様、準備はできました。」

爆発事件で忠実な魔法使いの大半を失ったのは痛かったたがまあいい。

空間が保てれば第一の目的は果たせる。

さて、操り人形は操り人形らしくしてもらわないとね。


アーリアとシオンが作り出した闇の軍隊は『地球』、赤い地球を攻めようとしていた。


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