ゴッド指導者シオン

『サイエンスシティの真ん中にとびでるようにある円錐形の建物を囲むように四角い建物が並ぶ空間

そこは最高指令部『ゴッド』の本部である。

透明な筒状の道路がはりめぐらされ、そこをプレートとよばれるじゅうたんの用な物で人々は移動している。

欲望と支配者の町になるのと同時に美しい豊かな水源を守る森は姿を消した

この都市の下で貧しい者達は隠れるように暮らしている



なんて美しくないんだ。

ブロンドの髪に青い目の男は円柱がたのカプセルに眠る男性を見て思った。

「昔の僕はこんなに醜くかったのか、まあいいさこれぐらいのほうがスパイとして相応しいだろう。そう思わないかいナターシャ?」

後で無表情で立っいる女性に話しかける。

「そうね。こんな物作ってあなたはなにをしたいの?」

「決まってるじゃないか。この星を僕の物にするのさ。」

彼が指した画像には瑠璃色に耀く地球が写し出されていた。

美しい物を集めるのが彼の趣味だ、命を抱く惑星ですら彼にとってはコレクションに過ぎない。

彼は独占的な力で『サイエンスシティ』を押さえ込み、ネプチューン王国の侵略も進めるばかりか異世界への侵略も実行しようとしていた。

「無理ね、あなたは魔術が使えない異空間にはいけない。」

顔は無表情のままナターシャは言った。

彼女はシオンの過酷な呪縛を押さえるために感情を押し込めている。

銀色の髪にアメジストのような美しい目、美しい彼女はシオンのお気にいりだ。

「この美貌と才能があれば女なんてすぐに従うのさ。なびかないのは君だけさ。」

顎を乱暴に掴む。


シオンは自分が魔術を使えることを隠している。

彼はこの研究施設でカプセルで天才と言われる人間の精子と卵子を融合させて産まれた。

母は魔術師の天才だったのだ。

シオンが隠している理由は魔術師達にばれると都合が悪いからだ。

魔術と技術の融合を密かに成功させこの美しい容れ物を手にいれた。

それを知るのは無表情な女性、ナターシャと『ゴッド』内のごく一部だ。

「楽しみだなあこの美しいシティが僕の楽園になるんだから。」

画像をひとなでしてシオンは笑った。

ナターシャは無表情のままで円柱の柱の中で眠る男性を見つめた。

彼らは何をしたいのだろう?

技術を使えばシティ一つぐらい作り出す力を彼らはもっている。なのにまた欲しがり支配したがる。

ナターシャの中で砕け散る白く美しい山と人々の悲鳴がはしる。

止めなきゃ行けないまた犠牲者がでてしまう。

でもどうやって?

魔術で戦うことを知らないナターシャにはなすすべもなかった。

シオンから離れ柱の影にある円柱にナターシャは歩いて行く。

あなたはああなってはいけない。

魔術は人を殺すものじゃない!科学は人を殺すものじゃない!

心の声は円柱で眠る男性に伝わったのか男性はゆっくりとうなずいた。

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