Case 5 汚れたトレーサビリティ(後編)


院長は帰る方向でセンターの出口へと向かう。

追いかけてきたジュンコが怒りに満ちた表情で叫び出す。


「いんちょぉぉ!てめぇ自分の選択解ってんだろうな!」


 最初はマスクでわからなかったが、厚い唇は情熱さを強調する口紅で彩られ、頬には女性の色気を強調させる薄紅のチークが浮きだたされている。

明らかに、時間をかけた勝負化粧だった。


「BSEの拡散が分かれば、この国の産業は死ぬんだ!大勢の酪農家が失業するぞ!てめぇは大勢の恨みを買う!殺されても文句いえねぇーからな!」


 ジュンコの恫喝は、自分の”色仕掛け”を唯一一蹴してくる男に対して向ける悔しさも含まれていた。

何の興味も示してこずに去ろうとする院長の背中を見て、彼女は”自分の敵”の存在を再認識するのだった。





 レミルは実家が保持している別荘である、人気の全くない山奥の土地にある小屋へと車を走らせていた。

隣には、タオルで冷える躰を温める、裸の美女が乗っていた。


 これまでの人生で、親以外の他人を乗せたことはなかった。

初めて乗せる異性の獣人に、レミルは何と声を掛けたらよいか解らず、二人は終始無言でのまま、ヘッドライトの導く山道を進んでいった。


 暗闇と山奥の静けさが満たされる山小屋の前で、車を止める。

レミルは、ボヴィーナへと話しかける。

「ごめんね、ここしか思いつかなくって。でもここは実家じゃもうほとんど使ってない土地だから、荒れ放題だけど、隠れるならもってこいだから」


 外は0度近い寒さである。二人は小屋に入り、蜘蛛の巣の張った暖炉に火を付けた。

火に手をかざし、部屋が温まるのを待つ。

レミルはボヴィーナの為に、温かい飲み物を用意する。

しかし、あったのは、ウシ科獣人から搾乳した保存用の乳汁だけだった。

彼女に飲ませるには、かなりの抵抗があるものだった。


 ボヴィーナは一枚のタオルを握りしめて、必死に暖炉の熱を取り込もうとしている。

これまでこんな凍える夜も裸で畜舎に縛りつけられ、毎日繰り返される凌辱をうけながら、彼女は何を思っていたのか、レミルには想像もつかなかった。


 レミルはボヴィーナの横に座り、そっと寄り添った。

少しでも体温で寒さを和らげてあげたいと思っただけだが、彼女から香る女性の匂いと雰囲気は、レミルの鼠蹊部を厚く硬直させてしまう。


 タオルでは隠しきれない程の、ボヴィーナの美しい乳房が暖炉の明かりに照らされる。

固く立った乳頭は、搾乳に酷使されてきたせいか、興奮をしている輪郭がくっきりと浮き出ている。


 獣人としての生理現象は、防ぎようがなかった。

それは、彼女も一緒だった。


「あのさ?」

 レミルが話しだそうとした時、ボヴィーナの唇が彼のマズルを包み込む。


「ごめんね・・・もう、発散しなくちゃ・・・」


 ボヴィーナの濃厚な舌が、レミルの口腔内で舌を絡めとる。

彼女の圧し掛かる躰に、レミルは押し倒されたが、彼もボヴィーナの体を抱き込んだ。


 彼女の大きく硬直した乳頭が、レミルのそれと擦れ合う。

寒空の下、二人はお互いの体温を感じ合いながら、躰中を求めあった。


 レミルにとって、初めての異性の躰だった。

風俗店での経験はあっても、それとは明らかに違う温かさと興奮めいた情熱が沸き上がった。


 ボヴィーナも、これまでの人工的な種付け、弄られるだけの玩具としての経験しかなかった。

初めて感じる、自由な欲情、獣人としての体温、そして、しっかりと存在を認めてくれる”抱かれる”という実感に、一生このままでいたいという思いが込み上げていた。


 二人はマズルがぶつかり合う距離で見つめ合う。

恋が生まれるには、十分すぎる熱い時を、二人は分かち合った。

レミルはボヴィーナの子宮に、何度も射精をする。

ボヴィーナの乳頭からも、女獣人としての汁が零れ出り、レミルの躰へと垂れる。


 二人は互いに何度も求め続ける。


 途切れる暇も惜しみ、二人は互いの凍りついた人生を溶かし合い、寒空を生きようとする情事を重ねていった。


 夜が明け、暖炉の牧も僅かな燃焼で辛うじて燃え続けている。

寄り添いながら浅い眠りつく二人を、暖かな朝日の木漏れ日が照らし出す。

目を覚ましたボヴィーナは、あどけない寝息を付くレミルをそっと撫でる。


 立ち上がり、小屋にあるボロキレを最小限の衣類として身にまとう。

レミルの体に、冷えないようタオルを被せ、その黒い被毛に覆われた頬に優しくキスをする。


「ありがとう・・・・最期に、嬉しかった・・・・」


 ボヴィーナは、そっとその小屋を出ていった。





 北の王国、食品衛生管理センターでは、厳戒態勢の緊迫状態に陥っていた。

ジュンコは集められた全職員、一人一人を尋問して回る。


「20789号の・・・トレーサビリティが・・・・・いねぇ・・・・・何処だってきいてんだよ!」

いつもよりもさらに威圧の効いたジュンコの勢いに、全ての獣人作業員が萎縮する。


 BSE発生の異常事態の中、検査対象のウシ科獣人が消えたということは、国家の信用にかかわる最悪の事態であった。

それだけにとどまらず、昨日の院長とのやり取りが、ジュンコの怒りの感情を相乗させていた。


 作業員たちは全員、いつ殺されてもおかしくない恐怖に震えていた。


 一人の獣人作業員が、声を上げる。

「あの~・・・関係ないかもしれないんですが・・・・」

 声は震えている。


 ジュンコはその獣人を睨みつけ、叫ぶ。

「何だっつーんだ!あぁ!?」


 その作業員は、戸惑いながらも、ようやく声を振り絞る。

「・・・同僚のレミルが、出勤していません。」




 レミルは重い心情で職場へと車を走らせる。

ボヴィーナが出ていく気配がしたのは、分かっていた。

しかし、自分は引き留めることができなかった。

その勇気は持てなかった。


 彼女との昨晩の関係は、間違いなくこれまでの自分に満たされたことのないものだった。

彼女は、引き留めて欲しかったのだろうか?

一緒に逃げようって、言って欲しかったのか?


もしかしたら、人生で最も大事な選択を誤ったのかもしれない・・・


 レミルの携帯には、同僚から何通もの着信履歴があった。

屠畜場では今大騒ぎになっていることと、そのことで自分が疑われているからすぐに来いとの報告だった。


 いつもの屠畜場の前まで来たが、恐ろしくてとても入れない。

子供の頃、学校をさぼったのが親にバレて、そのまま家に帰ることが恐ろしくなった時のことを思い出した。

もう大人の年齢になったというのに、自分は何一つ変わっていなかった。


 膠着状態のまま、時間だけが過ぎ去っていった。


 昼を過ぎた頃、レミルの携帯に同僚からのメールが届いた。

その内容に、血の気が引いた。


「逃げた畜獣女は戻ってきたってよ!ジュンコ技師長が話があるそうだ。今すぐ来い!」


どういうことだ?戻ってきたって?


 レミルは屠畜場の駐車場へと車を進める。

恐怖心を必死で押し殺す思いで、ジュンコのもとへ出向いた。




 ジュンコは獣人畜棟の屠殺室にいた。

その前には、全身を何重にも縛り上げられたボヴィーナが天井から吊るされている。

食い込む麻縄の痛みに悶えた表情を見せる彼女に、作業員たちが取り囲み鞭を振り下ろし続ける。

マズルを口輪で閉ざされた彼女には叫ぶことすらできず、呻き声だけが悲痛に響き渡っていた。


「いよぉ・・・レミル・・・・お前が無断欠勤だなんてなぁ・・・・・」

 ジュンコは研究用の滅菌服を着ていた。

帽子とマスクで、その表情や口の動きは読み取れない。

しかし、その目は、明らかにレミルに対する怒りを含んでいた。


「お前か・・・・?コイツを・・・・逃がしたの?」

 レミルは恐怖で声が出ない。

「コイツは・・・自分で戻ってきた・・・・でも、どうやって逃げたのか・・・全然いわねぇんだよ・・・・お前じゃないんなら・・・そう言え」


 レミルは拷問を受けるボヴィーナの方を見る。

ボヴィーナもレミルを見つめていた。

昨夜の想いで、二人が通じ合う。


 レミルは声を振り絞って言う。

「俺・・・・・・

・・・・・

・・・・・・・じゃないです・・・・。

このウシ科獣人も知りません。昨夜深酒しちゃって、寝坊したんです。すみませんでした」


 ジュンコの目が不適に笑ったように見えた。

ジュンコはレミルに畜獣屠殺用の空気銃を差し出す。


「じゃあ・・・・コイツを・・・屠殺しろ・・・・お前がな!」


「まじ、勘弁してください」

 レミルは引きつった表情で訴える。

「俺には、出来ません」

「いいから・・・・ヤれよ・・・そうすりゃ信用してやる」


 レミルは震える手で空気銃を受け取り、ボヴィーナの方へ歩み寄る。

まるで処刑台の階段を上るかのように、一歩一歩が恐怖に沈む。

空気銃の先端がボヴィーナの額と密着する。


 近眼であったレミルは、このとき、彼女はとてつもなく優しい眼で自分を見つめていたことに気づいた。


 なんで彼女は、ここに戻ってきたのか?

それは、レミルの人生を自分のせいで台無しにさせたくなかったからだった。


「いいの。これが私の運命。だけど、あなたは、幸せになって」


 ボヴィーナの声が届く。

レミルはその黒い眼に涙を溜め込んでいた。


 そして、そっと引き金を・・・・



 ・・・・



「そのウシ科獣人、BSE陽性だぜ?屠殺したらちゃんと検査するんだろーな?」

 突然の、知らない男の声だった。

部屋にいた全員が声の方を向く。

レミルもそうだった。そして、そこにいた者を見て、今度は驚愕の気持ちが沸き立つ。


ジュンコ技師長以外に、人間が・・・・!?


「どういうことだ!?いんちょぉぉぉ!」

 ジュンコが叫ぶ。

  怒りと戸惑いで、普段の口調はもう飛んでいる。


「言った通りだ。その20789号は、BSEに汚染されている。だから延髄から必ず異常プリオンが検出されるはずだ。検査結果の捏造はできねぇーぜ」

「言ってる意味がわからねぇ!何でこの雌牛がBSEに罹患してるってわかるんだ!?」


 レミルも同じことを思っていた。

BSEの異常プリオンに犯された者は、数年間の潜伏期間を経た後、徐々に脳がスポンジ状に変性をしてきてからようやく臨床症状が現れてくる。

知覚過敏や昏睡、攻撃的になる等の神経症状が出て、初めて”外から”分かる。

症状の出ない時点では、延髄に蓄積される異常プリオンの検出しか診断方法はないはずだ。


 ボヴィーナに、そのような兆候は全く見られていない。

この人間属の男は、どうして?


 院長は白衣のポケットから、一本のエッペンチューブを取り出した。

ジュンコの目が、怒りから驚愕の色に変わる。


「てめぇ・・・・まさか・・・・・」

「そう、俺も持ってんだよ。BSEプリオンのポジコン用サンプルを」

 エッペンチューブの半分は、透明な液体で満たされていた。


「これを、そこの彼女に飲ませた。彼女の躰は、必ずプリオン汚染の陽性が出る、”汚れたトレーサビリティ”だ。

屠殺した全頭を検査しなきゃなんねーんだろ?他が全部陰性であっても、20789号のトレーサビリティで陽性が出なかったら、その検査はインチキってことになるからな」


そうか、だからボヴィーナだけ口輪が外れていたのか!

 レミルは思った。


「レミル!その女を殺すな!屠殺は中止だ!」

 ジュンコの命令を聞くまでもなく、レミルは既に空気銃を手放していた。

レミルはボヴィーナの頬を両手で包む。二人は眼を合わせて、助かったことを心の中で喜び合っっていた。

レミルの手をボヴィーナの涙が濡らす。これまで流したことのない温かい涙だった。


「院長!てめぇは自分のやってることがわかってんだろうなぁ!てめぇはこの国の酪農を潰して、ここで働く作業員全員を路頭に迷わせようとしてんだぞ!

皆、食うために仕事をしてんだよ!ここでの仕事は、こういう仕事だから、子供に言えないヤツだっている!気の狂った愛護団体から命を狙われてるヤツだってな!

でも、これが仕事だ!アタシらみたいな仕事をする奴らがいるから、お前ら何も知らない連中が食うに困らないってことを、忘れんじゃねぇぇぇっ!」


 ジュンコの怒号が屠殺室内に響き渡る。

そこにいた作業員達の中には、ジュンコのその言葉に、涙を浮かべる者もいた。


 暫くの間が空き、院長が淡々と返す。

「あ、そう。俺は食う側だから知らね。食う獣人の安全と健康を守るのが俺の仕事だ。”生かす獣医”としてな」


 それは明らかに、臨床獣医師としての、考えであった。

しかし、世の中には、実験動物、食肉動物など、動物を上手く社会に利用させようと命をコントロールするという、獣医師として大切な仕事もある。

それを仮に”死なせる獣医”と冠づけるなら、院長とジュンコの間には、永遠に埋まることの無い隔たりを認めてしまう。


 ジュンコに、失恋に似た悲しみが一瞬込み上げる。

しかし直ぐに内へと押し込め、マスクと帽子を取った。


「てめぇは・・・てめぇだけは・・・・ぜってぇ殺す。頸を洗っとけよ!いんちょぉぉぉ!」


 院長は無言のまま、その場を後にした。




 その後、報道より


  北の王国がBSE終息宣言。

  異常プリオンは限局的な単一発生と断定。

  我が国のライオネル国王は、北の王国の農産物は引き続き積極的に取り入れていく方針を発表した。



「あちゃ~、事情を知ってる俺らからすれば、これでもう肉が食えなくなるじゃないっすか!感染してもいいから何も知らずに食えた方のが、俺は幸せでしたよ!」

 ロンが記事を読み、悲嘆に暮れる。


 院長は、全くどうでもいいように話す。

「そんなに心配することじゃねぇよ。異常プリオンには蓄積する部位がある。ほとんどそこに偏ってるから、そこだけ除去すりゃ心配ねーんだよ」


「でも俺、実際にウシ科の女の子たちの扱われ方を見て、正直ショックでした。あんな運命に生まれても、それを受け入れるしか無いんだなんて・・・もう、肉を食うたび感謝しなくちゃいけないっすよね!」

 どういうわけか知らないが、ロンはこの話を美しくまとめたいらしい。


「それにしても、あのジュンコって人間も、屠畜場の作業員達もよかったっすね。うちの国王が寛大で」

「そうでもねぇ。ガチで貿易止めるみてぇだったから、ちょいと手を打った」

「へ?手を打ったって・・・?」


 ロンの後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

「アタシがパパに言ったのよ。ライオネルは、アタシの言うことは何でも聞くからね~。この国を動かしてるのは、アタシだっていうことよ!」

 ネコ科ヒョウ属のライオン美少女が、ナース服で現れる。


「あ~!お姫さんじゃん!なんだよ、そのコスプレ!めっちゃくちゃエr・・・・可愛いよ」

院長の前だからだろうか?ロンは無意識に咄嗟の言葉の選択をした。

 コスプレ発言にカチンときたバーバリは、自分に見惚れる様子を隠そうともしない野蛮な犬を無視する。


「え・・・まさか・・・ガチ?」

「そうよ!今日からここの看護師になりま~すバーバリです。よろしくね、ロン!」

「いや、看護師なら先生って呼べよ!俺はここのナンバー2医師だぞ!」

「二人しかいないでしょ!院長のことを先生と呼びます。だからあなたはロンってこと!言っとくけど、アタシに手を出したら、国家に対するテロ犯罪になるから、変な考えは起こさないでよね」

「マジかよ~・・・」

 ロンは、めんどくさいとも、これからが楽しみとも取れる気持ちに満たされる。


「院長も物好きなことしますね~。BSEプリオンを使って検査の偽りを暴こうと思ったら、今度はお姫さんを使って国王の方針を変えさせて丸く収めるだなんて・・・本当は一体、何がしたいんっすか?」

 ロンのそれは、当然の疑問であった。


 院長は、口元を少し緩め、静かに言った。

「”あいつ”への・・・嫌がらせかな?」

 ロンは呆れた様子で笑った。

「いや~、一生付いていきますよ!院長!」





 北の王国

 静かな山奥の小屋


 そこにレミルは引っ越していた。

彼の世界で一番大切な彼女であるボヴィーナも一緒だった。

今の屠畜場の仕事も続けているが、何の心配もいらなかった。

彼女は理解してくれていた。


私は生まれた時から、あそこで屠殺されること、それは運命だったから。

その運命が、どういった神様のいたずらだろう?この人とめぐり合い、まだ生きる道を与えられたことは、きっと意味がある!


BSEプリオンに汚染された私の躰は、そんなに長くはない。

それでも、残された時間をあの人と、いい人生を・・・


「ボヴィーナ!”大切な体”なんだから!お家で休んでてよ!」

 レミルは慣れない手つきで美女をエスコートする。


 ボヴィーナは少し膨れた自分の下腹部を優しく触る。

自分の体を、こんなにも愛して大切にしてくれる人に出会えたことを思い、また温かい涙が零れそうになるのを堪える。


 そして、彼女は誓う。

この子には、もっといい人生を。





 バーバリは話に混ざるため、ロンへ質問する。

「ねぇ~、BSEのプリオンって、今ここにあるの~?」

「そうだ、院長?プリオンのポジコンって、今どこなんですか?あんな危ないモノ、この仔猫が口に入れたりしたら大変ですよ!」

 ロンのお道化に、バーバリの目が座る。


「ああ、あの時の?あれ、ただの水だから。異常プリオンなんて、持ってるわけねぇーだろ」

 院長は、無表情で答えた。



Case5 End

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