魔法と願い

 透き通った青い水に足を浸す

 青い水に満たされて魔法の力を探す

 深い深い闇の奥にそれは在るのか


 ペガサスの背に乗って大空を旅したい

 別に筋斗雲でもいいけれど

 白い何かって青空に一番お似合いだから


 白鳥だって

 アヒルだって

 ジャンボジェットだって


 きっとあの道行く白い車だって本当は空を飛びたがっているよ

 気持ちよくあの大空に自由にドライブ出来たなら

 全ての束縛から解き放たれたい


 この手に掴むものはみんな指の間からこぼれてく

 キラキラ光る透明な光の粒子

 砂時計からこぼれていく本当の成分


 自分に残る許されたもの

 多くを望んでも多くは無駄になって

 世界はそう言う残飯で溢れてる


 透き通った青い水は全てを溶かしていく

 そして長い年月をかけて魔法のように元に戻っていく

 誰もが求める不思議な力は

 本当は誰もが当たり前に持っている

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る