透明な気配

 落ち着いた午後の昼下がり

 ゆっくり時が流れてる

 何でもない風景が芸術になる


 どうしてそんなに焦っているの

 周りの景色に挨拶する余裕もないなんて

 ほら ネコがじいっと見ているよ


 ゆっくり紅茶を飲み干して

 のんびり頬杖つきまして

 ぼおっと外ばかり眺めます


 風が揺らす

 葉っぱが揺れる

 影もつられて踊ってる


 光がキラキラ反射する海岸通り

 雲ものんびり歩いてる

 後ろ手に組んで歩きます


 やさしい光のシャワー全身に浴びて

 う~んと気持ちのよい背伸びして

 目に映るスベテに感謝して


 魔法使いが魔法をかけたみたい

 昨日の色々もうどこにもない

 キレイな空気胸いっぱい吸い込んで


 透明な光 世界中に散らばって

 見えないけれどそれはきっと天使の仕業

 幸せを ほら みんなに届けてる

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