未来






要ちゃんが頷いたのだけ見たらびしょびしょのままベッドに押し倒して噛み付くように口付ける。

「んん、ふ、ぅ...」

ずっと舌絡められて苦しそうにしてるけどその表情に煽られて余計にひどくしたくなる。自分でもキモイくらいにがっついてんのはわかってんだけど今更止められない。要ちゃんが俺のこと好きってのはわかったんだけどひどくするのはやっぱりちょっとの罪悪感はある。


「...俺さ、独占欲も強ければ性欲もすごい強くてめちゃくちゃにしちゃうかもしれない」

「.....優希になら、めちゃくちゃにされてもいい」

余計に止められなくなるじゃん。

慣らしてもないのにいきなり突っ込むと痛いのか泣きだしちゃった。


「ゆ、ゆうき、んっ...怖い」

「怖い...?ならやめる?」

「んんっ...」

泣きながらフルフルと首を振る。

「俺といるから怖くないよ」

「うん、っん...」

「力脱いて...ちょっと動くよ」

指を絡めながら頬に伝う涙を舐めてぐっと押し込む。

「...ああぁっ」

たぶん俺も気持ちいし要ちゃんもこれだけでいっちゃうとか可愛すぎ。

「やらぁ、も、動かないでぇ」

「怖くないよ、気持ちいよ」

やだとか言うくせに俺に指絡めてくるし何より俺の締め付けて離そうとしないじゃん。細い腰掴んでそのまま揺らしたらいいとこ当たったみたいで余計に締め付けてくる。

「くっ...」

「あ、あん、...ぁ」

要ちゃんも理性飛んだみたいに自分から腰振ってる。

「っ...気持ちいい?」

「んん、気持ちいいっ、はぁっ」

また唇を重ねると余計に奥が締まる。中熱くてきつくて俺もイキそう。

「ぬ、抜くよ...」


危なかった。急いで脱いて自分の手の中に吐き出す。

「ふぅ...」

がっつきすぎてゴムすら付けるの忘れてた。今まで経験数多いから変な余裕はあったけど俺要ちゃんが相手だと余裕無さすぎ。

「痛くなかった?」

「.....き、気持ちかった」

要ちゃんやっと理性も戻って落ち着いてきたのか恥ずかしそうにしながら頷く。俺も隣に横になって要ちゃんに腕枕する。

「ねぇ要ちゃん、今すぐは無理だけど俺が大学卒業してからもまだ俺のこと好きでいてくれたら一緒に住まない?」

要ちゃんが少し照れたように笑う。

「何年一緒にいると思ってるんだ、...当たり前じゃん」

「...そっか、そうだよね」

昔から俺のもう1人の姉さんみたいで家族みたいな感じだった。でも今は好きな人、一緒に過ごしてると新婚さんみたい。

「ちょっと大きいマンション買わなきゃな」

「?」

「子ども...2人くらい欲しいから.....」

はにかんだその表情はまるで女神のように綺麗で優しい。ていうか子どものことまで考えてくれてたんだ。

「ふふ、たぶん俺と要ちゃんの子どもだから男前か美人だね」

「...自分で何気に男前とか言うなよ」

「えぇー、要ちゃん俺の顔嫌い?」

「.....好き、もー眠いから寝る!」

「はは、おやすみ」


自分に子どもができたとしたら面倒そうって思ってたけど要ちゃんとなら、すごく嬉しいし楽しいと思う。要ちゃんは小さい時に寂しい思いをして育ってきたからこの先は俺が絶対にそんな思いさせないし、子どもにも絶対させない。

あ、逆に構いすぎてパパ嫌いとか言われたらショックだな。














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