要ちゃんは小悪魔
「お風呂ありがと」
「優希?!ちょっと...」
つい姉さんの前みたいにパンイチで出てきちゃった。だから要ちゃんは真っ赤。遊び目当てとか彼女の家に行く時は持ってかないけど多分要ちゃんは恥ずかしがると思ってスエット持ってきてほんと良かった。
部屋に帰ると要ちゃんソファーの上でなんかクッション抱えて明らかに目合わせないし気まずい。
「...あの、マッサージしてあげようか?」
あ、俺なんでこんなこと言ってるんだろ。
「...うん」
え、パンイチはだめでまさかのマッサージはOKなの?しかもそのままソファーに横になっちゃった。
「あのさ、ソファー背もたれ邪魔で立って出来ないから乗っちゃうよ?」
「体重かけすぎるなよ」
要ちゃん、いや、要様...。あなた今の部屋着ホットパンツだから乗ったら直に肌が。
「...マッサージには邪魔だな」
キャミソールの上に羽織ってたパーカーまで脱いじゃうとか要ちゃんの危機感知能力は無いのだろうか。ていうかパンイチはだめでこれはありなんだ。
「肩とか背中押してくから痛かったら言ってね」
あ、やっぱり硬い。一人暮らしだし家事とかで疲れてるのかな。
「んー...」
「はは、おばあさんみたい」
「うるせ...」
腰は触られるの嫌かななんて思いつつもマッサージならいいのかな。
「んー、そこ気持ちい...」
良かったみたい。怒られるかと思ったけど。
「脚もやって」
「はいはい」
脚もいいんだ。ほんと無防備。
なんだろ、昨日といい今日といい要ちゃん俺をからかってるのかな。普通幼なじみだからってここまで無防備なのは危なくない?もし男友達が出来たらマッサージなら普通にここまで触らせちゃうのかな。
なんだろ、こういうおちょくった態度取るんならちょっといじめたくなっちゃうよね。
「ひゃっ?!」
さすがに内ももはくすぐったいのか要ちゃんの背中がピンとのびる。
「ん?どうしたの?」
「あ、いや...くすぐったくて」
「ごめんね、じゃぁここなら大丈夫でしょ」
すっと軽く腰に触れると要ちゃんはビクッと腰をくねらす。
「ちょっと、動いちゃやりにくいんだけど」
「あっ...、ご、ごめんなさい...」
あ、要ちゃんちょっと弱気になった。ていうかさっきから声出さないようにしようとしてるからか吐息みたいなの聞こえるし反応しないようにギュッと脚閉じててエロい。
「あ、あの...なんか変な感じするから...やだ」
「変じゃないよ、マッサージだから気持ちいいんでしょ?」
こんな反応されちゃ止められるわけないじゃん。要ちゃんわかっててやってるの?
「要ちゃん、仰向けになって」
「で、でも...恥ずかしい」
「マッサージでしょ?何が恥ずかしいの」
いつもならここで蹴っ飛ばされるんだろうけどこうゆう時だけなんで素直なんだろ、仰向けになった要ちゃん顔赤いし涙目だし...ていうかキャミだけだから胸の大きさとか綺麗な形はっきりしてるし...もう知らないからね。
「ここ、すっごい気持ちいと思うよ」
「んぁっ...!」
鼠径部を押すとさすがに声も抑えられなかったのか体が一気に反応する。体勢的にもこれかなりやばいな。
「あっっ、そこ...おかしくなる.....」
うわぁ...今になって罪悪感。要ちゃんは多分お付き合いしたこともないし俺のこと信じてこの反応してるんだよね...。
「要ちゃん、や、やっぱり男の人にこういうのやらせちゃだめ」
「え...あ、そうなのか?」
まだ理性が働くうちに要ちゃんの上から降りると少し困ったような表情で要ちゃんは起き上がる。
「...いや、やっぱり頼むなら俺にして?」
「じゃあ優希これからもマッサージしてくれるんだな?」
「うん、してほしかったら言って」
あぁ、なんで俺はこんなこと言っちゃったんだろ。
「えと...もう夜中だし要ちゃん先寝て、俺ちょっとトイレ行くから」
「あぁ、...おやすみ」
いや、自分の事ながらよく我慢したよね俺。
いつも我慢しないですぐ手を出す俺が。要ちゃんあれは天然で誘ってるのかな。だとしたらなんでか知らないけどすごい腹立つ。
次あんな態度だったら犯しちゃうかもしれないよ。
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