第3話 目指すは全国制覇、センズリの道はひらかれた。
純一はあのマンコガトリングの男との生死をかけた戦いが終えてから、学校生活にどこか物足りなさを感じていた。宿敵のいない強者だけが味わえる孤独、いいものではなかった。生徒たちは純一の強さに恐れをなし、下手に喧嘩を吹っかけてくるような奴はいなくなってしまったのだ。宿敵あってこそのハリのある人生、そう思いながら、自分に挑んでくる自分よりも強い奴を求めていた。
純一は勉強スポーツ何においても常に一番を取ってしまう、女にもモテる。女子高にでも行けば、どうだ、純一を見るなり服を脱いで"わたしたちの女陰(ほと)を温めて"と群れを成してくる。純一すごい、すごいっちゃ。
そんな欲求不満な学校生活を送ること一ヶ月、教室に入ってきた他クラスのボンザ・ボゴ蝋を名乗る男子生徒は、純一の前の席のいすにドカっと座り、彼の目を見てこう言った。
"センズリ部に入ってくれないか?"
ボゴ蝋、彼は校内最強の男 純一に部活の勧誘をしにきたのだ。
純一はこの学校にも部活があったのかということに驚いていた。
第三次世界大戦後、日本は再び敗戦国になり、その戦後復興の頃にセンズリ・スポーツは生まれた。より早く射精をすることを極めるスポーツ、コンマゼロゼロの世界を競うスポーツ、そして体格や身長によって差が生まれないスポーツ。日本から生まれたこのセンズリスポーツはいまや世界中に広まりつつある。
そんなセンズリスポーツだったが、純一は今までやってみたことが無かった。スポーツなんてくだらない馬鹿の遊びだと思って馬鹿にしていたのだ。
そう思っていた純一だったが、日ごろの生活に飽き飽きしていたので、暇つぶしにそのセンズリ部を見学しにいくことにした。
ボゴ蝋について行くと、校舎裏のぼろい小屋を指差した。これが部室だというのだ。
部室に入ると、汚くセンズリトレーニング器具や競技用ポルノが転がっていた。ジメッとしたイカくさい部室には、他の部員が一人もいなかった。
部員はいないのか。
純一がそうボゴ蝋に聞くと、いないから君を誘ったんだと言った。
純一はその言葉を聴くなり帰ろうとしたが、ボゴ蝋がこれを見てからにしてくれ!と言って彼はズボンを脱ぎ、ペニスを露出させた。
マラを出すなりペニスをしごき始め、5秒で射精した。
5秒だ、瞬きを何回かするうちにいつの間にか射精した、それも6ガロンもだ。
「おれはセンズリスポーツの才能があるし、全国だっていけるはずだ。でも部員の少ないセンズリ部は、センズリデュオ(二人一組で行う競技センズリ)にしか参加が認められていないんだ。でも俺以外の部員はもういない。この才能を腐らせたくないんだ、だからお願いだ、純一、俺と一緒にコいてくれ!」
熱意がこもった目をした、ペニスまるだしで精子垂れ流し中のボロ蝋はそう彼に言った。
スポーツなんてくだらないものだと思っていた純一だったが、彼はボゴ蝋の熱意がこもった目、そして何よりも早すぎる彼の射精に心動かされた、そう、感動していたのだ。どうせこのまま学校生活をただすごしていてもラチがあかない。そう思った彼は。
「ああ、俺はお前とコいてやろう。いっしょにコいて、日本の王になろう。」
純一とボゴ蝋は、熱い握手を交わした。ボゴ蝋の手は精液まみれだった。
こうして純一のセンズリロードが開かれた。目指すは全国制覇。二人のマラと心は、燃え滾っていた。
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