第2話 マンコ・ガトリングの男
純一はあの戦いの後、意外なことに学校に馴染み始めた。
唐突に教室に来るデリヘル嬢にも違和感を感じてこなくなったし、
教師がストレスから授業中に吐き出すのを見るのにも慣れてしまった。
そんなある日、純一の靴入れに、一通の手紙(ピンクのハートのシールが貼ってある)が。
「うわさの純ちゃん(かってにそうよばせてもらうけど、いいよね)へ
校内では純ちゃんのうわさでもちきりです、しょうじき嫉妬しちゃうところもあるかも。だから気に食わねえ、お前のポコチンもぎ取って、流しそうめんならぬ流しちんぽこしちゃるかんね。覚悟するんよ。 腐霊阿より 」
唐突に彼に届いた挑戦状、それを見た瞬間、彼の全身の血が燃えた。
しかし、いつ戦うのか明記されていないので、いつ来るのかなと、恋する乙女のまなざしで、窓際の席から曇天の空を眺めていた。
瞬間!!!!!!!!!!!!!!!!
唐突!!!!!!!!!!!!!!!!
轟音!!!!!!!!!!!!!!!!
破壊音!!!!!!!!!!!!!!!
教室の天井は突如崩れだし、現れたのは巨大な戦車のようなものと、それに乗る全裸の男だった!!!!!一物は一級品で、ランクで言えば、Aくらい。
「待たせたな純一、俺が腐霊阿、お前殺す」
戦車は走り出し、純一含む教室内に居た生徒たちは、三階から押されるようにグラウンドへ落ちていった。
華麗に着地、純一クン。アイアンマン的な着地をしたら、膝の下らへんの当たるとすげー痛い部分を強打してもだえる、しかし涙は流さない、男だから。
戦車は唐突に変形を始め、人間砲台がガトリングのようについているような形になった。砲台には裸の女が入っており、「腐霊阿のためらならなんでもするっちゃ」とお経のように同じことを延々と言っている、気味悪いなこいつら、もう嫌(や)んなっちゃうよね・・・・・・・
砲台の中の女の膣に高速ピストンを始めた腐霊阿、2秒後、女の口から白濁色のビームが放出された!!!!!これが腐霊阿式 賀徒燐愚(がとりんぐ) 嬲七式(なぶりななしき)である!!!!!!
こんな見た目ではあるが、彼は1年間バイトをしまくってこいつを完成させた、意外と彼は真面目である。常に全裸なのが玉に瑕。
純一をねらった砲撃は純一にギリギリのところで当たらなかった。純一は戦う姿勢に入って、戦車に向かって走り始めた、また、腐霊阿も次の砲台の女に腰を振り始め、チャージの体勢に入る。次は当ててやると、自信満々の笑みを浮かべながら腰を振る彼、狂気の沙汰もここまでくると、ちょっと、かわいいかも(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ビーム二射目、純一の前を右腕にかすかに当たる!!!!血しぶきあがり、純一苦悶の表情、しかし足は止まらない!!!着々と戦車に近づいていく!!!!
「本気を出す時が来たようだ、純一、お前を俺は舐めておったようだよ」
腐霊阿の目、本気と書いてマジとなった、目が緑色に光りだした。
すると砲台が高速回転しだした、そしてものすごい速さでビームが女たちの口から発射されていくが、早すぎてどの女の口からスペルマ・ビームが発射されているのか、判断など全くもってできやしない。
腐霊阿の本気ピストンはマッハ100メガを越え、小規模のブラックホールは形成されるし、何より彼の高速ピストンを視認することはできない、止まっているようにしか見えない!!それに対応して回転する人間砲台ガトリングを完成させてた彼の技術力の陰には、かれの祖父、ひご太郎の存在があった。
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小学生の頃、いじめられて毎日泣いて帰ってきた腐霊阿に、祖父は常に優しく接してきた。彼の小学生時代の友人は、祖父であった。家に帰ってくるなり、祖父の人間砲台工房に入りびたり、汗水たらして働く祖父の後ろ姿を見てきた。
3歳の頃に父と母をセックス中起こった、デーモンコアの事故で亡くした彼にとって、祖父は父親だった。
父の背中の代わりに祖父の背中を見て育った腐霊阿は、いつしか、祖父のような人間大砲技師になることを夢見た。
彼は努力を重ねた。より良い人間大砲を創るためには、どんな素材を使えばいいのか。どんな人間を大砲の中に入れればいいのか。
彼の人間大砲戦車には、そんな彼の人間大砲に対する涙さえ催す熱意と、努力からくる汗が染みこんでいる。
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ガトリングは止まらない、マッハ100000メガを優に超える速度のピストンにより、彼の体は限界を迎え始めていた。これ以上続ければ、待ち受けるのは絶対的な死である。
それでも彼は、わかっていながらも、自分の作った人間砲台戦車の限界を知りたかった。ただ、祖父のようになりたかった。
ビームを避け続け、純一も体力の限界が訪れそうになっている。
両者絶体絶命の中、ピストンの音が空に響く、膣を打つ、ビームが発射される。
ピストン速度がマッ10000000000000000000000000000メガトンを超えたとき、腐霊阿は死んだ。
真っ白に燃え尽きた、彼の表情は、満足げだった。
人間砲台の中にいた女たちは、泣きわめき、彼の亡骸に顔をうずめ、皮膚を濡らした。
純一は偉大なる戦士、また、偉大なる人間大砲技師、腐霊阿に尊敬の意味を込めて、黙祷した。
空がキレイだ。
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