童話という柔らかくて優しい話と、ITという硬めで知的なものの掛け合わせが絶妙です!
斬新で面白かったです。
万人向けではないかもしれないけれど、意味が分かる人には、きっとツボに入る作品。最後、しっかり教訓までがセットなところに優しさを感じます。笑わせていただきました。
物語がファンタジー世界から、一気にITセキュリティ問題へと変化し、それが非常に劇的な視点の展開を読者にもたらし、痛烈なギャグを容赦なく浴びせかけてきます。構成が素晴らしく巧みで、オチに向かうまでの流れが最高です。とても面白い作品です。お薦めです!
お花が咲き乱れ、森の中では小鳥が歌い、小川がせせらぎ、キラキラとした穏やかな童話の世界が……いきなりシュールな世界にぶち壊される瞬間が秀逸。
シュールながらも、童話とプログラムやネットワーク関係の事物を融合させている点は、とても面白いです。
どこかの試験で見たことのある脆弱性ばかりだゾおばあさんの家のXSS脆弱性とかは無理やりですが、中間者攻撃とかソーシャルエンジニアリングとかはこういうアナログな世界から普通に有り得ることなので、馬鹿にはできません。まあ、それだとネタとしては面白くないかもしれませんけれどw
勉強になる話。