第94話 ソードマスター天地 -完結編-

 サユ、アユ、ミユというダンジョン史上最強の姉妹が揃ったことによって、人員不足による過酷なダンジョン生活は平穏を取り戻して一気にヌルゲーと化した。

 なんせ、人類の頂点に位置する一騎当千のバグ級バーサーカーミユに加えて、MAP兵器ガン積みのトンデモ魔法使いサユ、四肢欠損もリカバリー可能なチートヒーラーアユというドリームチームだ。

 残念ながらマユはレベル1だったが、それでも一時は命からがら逃れたドラゴンの群れを、道連れ魔法を使う猶予すら与えず秒で殲滅することくらい朝飯前だった。

 そんなこんなで、あっという間に陽芽達と合流することができたのだが、全く同じ顔をした四人の少女を見た彼女らの反応は……まあ、言うまでもない。

 陽芽なんて、驚きのあまり白目を剥いて卒倒した。

 これなら事前に雨柳さんの通信魔法で知らせとけばよかった……とも思ったが、たとえ何万文字あっても説明できる気がしないし、何ふざけてんだ死ねと怒られるのは目に見えてるから仕方ない。

 ともあれ、こうして頼もしい仲間がさらに増えて合計八人という大所帯となった俺達は、なんの憂いも不安もなく、まだ分からないことだらけの広大な世界を改めて旅することとなった。



 ――――そして、一年後――――――



 現在地は、ドラゴン山(仮称)から南西に五百キロくらい離れた森林地帯にひっそりと佇んでいた洞窟の中。

 入口は大量の蔦に覆われて周囲と同化し、注意深く探索しないと気づかないほどステルス性能が高く地味だったが、中は驚くほど複雑かつ難解な迷路……すなわちダンジョンとなっていた。

 思わず背筋がひやっとする巧妙な罠や胸アツな宝箱があると同時に、どっから沸いたか不思議でならない凶悪な魔物もわんさか出現するのだが……――


「にゃっっッハハハはハははぁあぁあぁアぁぁあぁアアあっ♪」


 エキセントリックな狂喜を纏った麺切包丁の極厚な刃が、全長五メートルを超える不気味な鳥の魔物――コカトリスの禍々しい翼をあっさりと両断する。

 この時点ですでに勝負あり……というか出会った時点で勝ち確だったが、当然ながらミユの攻撃がこれで終わるわけはなく……

 ズガッ!!

 ドゴッ!!

 ぐちゃっ!!

 ザクッ!!

 ぶちゅっ!!


「にゃっはぁあぁ……てええぇんちゃああぁあぁぁんミてみてぇええぇぇえっ! このコのナカミぃぃいぃアカくてぇぇえとぉおおおぉおってもキレえぇえぇぇだよぉぉおおおぉぉおっ♡」

「ハァ……ハァ……いい! いいよーミユ! かわいいよ! 最高だよっ!」


 ぴくぴくと痙攣するコカトリスの内臓を楽しそうに掻き回し、乱暴に引きちぎった心臓を宝物のように胸に抱いて満面の笑みで振り向くミユ。

 俺は、先日手に入れた念願の映像記録機能を搭載した古臭い望遠鏡っぽい魔法道具のレンズをミユにロックオンして、鼻息を荒くしながらキモオタカメラマンみたいなうざいセリフを連呼する。

 そんな俺とミユのやべえ言動も、気心の知れたパーティーメンバーにとってはすっかり日常風景だ。

 まあ、マユが最初に見た時は真っ青な顔をして吐きそうになっていたが、それも最近では多少は慣れたようだ。

 今も、天井知らずにヒートアップする俺とミユのテンションをよそに、他のメンツはそれぞれに盛り上がっていた。


「ん……マユお姉ちゃん、そこ、気を付けて。その部分だけ、不自然にへこんでる。たぶん、罠。矢が出てきたり、おっきい岩が、転がってくるかも。ダンジョンだと、お約束。ゲームで、よくあるパターン」

「ふわぁ……すごいなぁ~陽芽ちゃんは、いろんなこと知ってて。マユ、ゲームはあんまりやったことないから分かんないや」


 マユと手を繋いで歩く陽芽が、本当に合っているのか謎なゲーム知識を得意げに披露している。

 疑うことを知らないピュアなマユは、その言葉を完全に信じてキラキラとした感心と尊敬の眼差しを陽芽に向ける。

 陽芽はやたらとマユに対して世話を焼きたがるというか、過剰なまでに庇護しようとする傾向にある。

 自分よりレベルが低く経験も少ない唯一の相手だから先輩面したいという理由もあろうが、何よりマユのような守ってあげたくなるタイプに陽芽は非常に弱い。

 とはいえ、この二人が根本的に気が合うのはたしかで、最近では俺とミユに匹敵するほどべたべたしていて、アユがジェラシーに満ちた視線を送ることもしばしばだ。

 ああ、それとこの男も……。


「大丈夫だマユ、安心しろ。パパがちゃーんと守ってやるからなっ。俺の手にかかりゃあ、こんなダンジョンなんざピクニックに行くみてえなもんよ。ガハハハハハハッ!」

「えへへ、ありがとうパパ。やっぱりパパは頼りになるなぁ」


 普通の神経をしてたら到底邪魔できない仲睦まじい二人の間に、あっさりと物理的に割って入ったクソ空気の読めないオッサンは、誰であろうマユパパこと凩剛健だ。

 マユパパ、雨柳さん、ローニンさんの三人とは半年前に再会した。

 驚くべきことに、ファフニールや霧の樹海、木竜を自力で突破してきたらしい。

 雨柳さん曰く、今まで貯め込んできた魔法道具を余さず使い果たし、どうにか逃げ回って切り抜けたとのことだが……そんな危険を冒してまで来るなんて頭がどうかしてる。

 あからさまに鬱陶しそうなジト目を向ける陽芽を清々しくガン無視し、マユパパは鬼の剛健と恐れられたとは思えないほど絵に描いたようなだらしない親バカ顔を晒している。

 一方で――――


「おいサユッ! 勝負だ勝負! 今日こそぜってー勝ってやっからな、覚悟しろよっ!」

「おっ、いーよ~。でもまー、かりんねぇみたいなノーキンじゃー何回やってもムダだと思うけどね~、にひひひひっ」

「イーですネー! キョーもナイスファイトをキタイしてマース! いやあー、おフタリのバトルはチョーファンタスティックでバえるから、ボクもワクワクしマスネー!」


 こちらもだんだん定番となってきたおバカトリオのサユ、八重樫、ローニンさん。

 八重樫的にはライバル認定したミユに匹敵する年下のちびっこが二人も増えたわけだから、俺TUEEEというプライドが傷ついてムキになるのは必然だった。

 案の定、こんな感じで毎日飽きずにミユ姉妹に決闘を申し込んでいたのだが、アユには露骨にうざがられてミユには興味なさそうにスルーされるので、結果として最近はこの組み合わせですっかり落ち着いてしまった。


「よーし、じゃーあたしとかりんねぇのカッコいいとこバッチリ映してよね、ローにぃ!」

「ウェーイ! モチのロンでーす! (ぼそっ)カリンはマけてばっかりだからムズかしいデスが……」

「あ゛!? なんか言ったかエセ外人ごらぁ!?」


 この三人はノリというかサバサバして裏表のない感じが似ているからか、出会って間もなく意気投合した。

 まあ仲良きことは大変けっこうなわけだが……ご覧の通り、めちゃくちゃ騒がしいのが困りものだ。

 それに比べて…………


「この場所は手記にも一切書かれていませんね……。人の痕跡がない地上と比べて中の構造は明らかに人工的ですし、天地君とアユさんが以前に山頂で迷い込んだ洞窟と似ていると思いませんか?」

「たしかに……。それに、あそこも一見するとただの地割れでしたし、入口を意図的にカモフラージュして発見を困難にしている点も共通しています。ただ、内部の広さや魔物の配置は全く違いますが……」

「ふふふ、その方が面白くていいじゃないか。せっかく苦労して未知のダンジョンを見つけても、中身まで使い回しじゃ退屈だ。まあ、願わくば天地君が言っていた『願いを叶える星』はぜひ見てみたいものだけどね。いやあ、実に興味深い」


 アユ、雨柳さん、紅月さんのインテリ三人組は、山頂でドラゴンにやられた先駆者達が残した手記を囲んで、静かに淡々と推論を重ねている。

 この三人も似た者同士、知的でお利口な常識人枠で波長が合ったように見える、が……実は違う。

 紅月さんはまんまその通りだが、アユは意外と感情的で子供っぽいところがあるし、雨柳さんに至っては己の好奇心を満たすためならばどんな危険も顧みない変態だ。

 とまあ、根っこの部分は似ても似つかない三人なのだが、ずれた歯車が奇跡的に違う部分と噛み合って問題なく作動しているかのごとく、思いのほか三バカと負けず劣らず仲がいい。

 癖の強いメンバーが揃った当初はどうなることかと思ったが……世の中なるようになるもんだ。


「願いが叶う……ですか……。そんな夢みたいな話を真剣に考える日が来るとは思いませんでしたね。ところで……もしもその魔法道具を見つけたら、皆さんは何を願う予定なんですか?」


 そう問いかける紅月さんに、真っ先にアユが手を上げて反応する。


「はいはいっ! あたしアレ欲しい! ゲームとかにあるアレ、アイテムボックス! すっごい便利だよね~アレ。ホントはもっと大事なお願いがあるけど……それはおとーさんと被っちゃうから。だよね?」

「おうよ。俺の望みはただ一つ、愛する妻を生き返らせることだ。そうすりゃ、ついに家族が全員揃うからな。かぁ~っ、待ち遠しいぜ!」


 いい年したオッサンが目をキラキラさせて人を生き返らせる絵空事を声高に語るだなんて、普段であれば失笑ものだが、マユ達という前例がある以上この場の誰も笑うことはない。

 というか、これこそが今の俺達の目標だ。

 一年以上旅をしてもまだまだ果ての見えない世界において、どんな願いも叶えるチートアイテムが他にもきっとあるはず。

 そう考えた俺達は、それぞれの願いを胸に、今日も山を、森を、砂漠を、雪原を、そしてダンジョンを隅々まで探索していた。


「私は蘇生魔法が欲しいですね。このメンバーなら使うことはないかもしれませんが、万が一ということもありますので……。マユお姉ちゃんは、何か願い事はあるの?」

「う~ん……マユはみんながいてくれてすごく幸せだから、別に何もないけど……でも、みんなの役に立てるようになりたいなあ。マユ、まだ弱いから……。陽芽ちゃんは?」

「私は……お父さんと、お母さんに、生き返って欲しい。ごめんなさいって、ちゃんと謝りたいから……。今さら謝って、許してもらおうなんて、虫が良すぎると、思うけど……」


 前を向いて明るい未来を夢見るみんなと対照的に、暗い顔で俯く陽芽。

 そんな陽芽を、俺より早くフォローしたのは八重樫だった。


「んなこたねーよ陽芽。お前がどんだけマジか、きっと親なら誰より分かってくれんだろ。ってか、アタシだって親に色々と迷惑かけたまんまここにいるから、ずっと謝りてえと思ってたんだ。まあ、直接はハズいから手紙でいいけどよ……。だから、アタシもそうだと思いてえっつーか……とにかく大丈夫だろ、うん」


 ガラにもないことを言って顔から火が出そうだと言わんばかりに自分の髪をガシガシと掻く八重樫を見て、雨柳さんがおかしそうに笑う。


「ふふっ、君達は偉いじゃないか。私も兄さんには面倒をかけたと思わなくもないが、貴重な魔法道具を消費してまで贖罪しようなどという殊勝な気持ちは微塵もないね。……ただまあ、頭の固い兄さんをここに転移させてダンジョンの素晴らしさを説くのも面白そうだ」

「イヤー、メグルもコミでミンナめちゃファミリーオモイじゃないデスカー。ボクなんてテンガイコドークなので、ダンジョンでナンバーワンのベストスポットがミれればソレでマンゾクデース! ミナトはボクのナカーマデスカー?」


 自分本位な願いに毛ほども気まずさを感じてなさそうな様子で、ローニンさんが百パー同類ではない紅月さんに振る。


「僕は……そうですね、叶うならば魔物を根絶する、なんて良いかもしれません。そうすればダンジョンで命を落とす者がいなくなりますから。食料の問題が出てくるかと思いますが、狩りの労働力を農業に回して栽培系のスキルを駆使すれば……」

「あ゛~分かった分かった湊、お前もう黙れ。そりゃ却下だ、魔物がいなくなったらつまんねーだろうが」


 合理的だが身も蓋もない紅月さんの願い事を、八重樫がうんざりした口調で遮る。

 可能かどうかは別として、たしかに最も平和になる願いだが……これに関しては八重樫に賛成だ。

 別に俺はバトルジャンキーではないが、仮に魔物がいなくなったらミユが退屈してしまうからな。

 ミユは魔物を屠っている時が一番輝いてるし生き生きしてるし魅力的なのだから、結論として魔物は存在し続けねばならないのだ。

 ……それにしても、誰一人として「地上に戻りたい」と願わないのが笑えるな。

 まあ、俺も陽芽がダンジョンに来た時から地上に未練なんて全くなくなったし、ここでの生活が楽しくて今さら戻りたいなんて思っちゃいないけど。


「ねえねえ、てんちにぃとミユは何をお願いするの?」

「へ? 俺とミユ?」


 サユの問いかけに合わせて、他のみんなも一斉に俺とミユを見る。


「おお、そりゃ気になるなぁ。天地の願望なんざ興味ねえが、娘の願いは俺の願いでもあるからな」

「同意です。天地さんはどうせ低俗でくだらないことを考えているに決まっています」

「私は天地君も興味深いな。君は人畜無害な地味男を装って、およそ常人では理解できない奇行をとることがあるからね。もちろん、ミユ君はさらに面白いけれど」

「お兄ちゃんと、ミユちゃんの、願い……私も、気になる」


 ひくほど好き勝手言いやがる奴が何人かいるが、ぶっちゃけ俺は反論できない。

 なぜなら、みんなが追い求めているような重大で輝かしい望みが俺にはないからだ。

 以前は「ミユを守れるくらい強くなりたい!」という純朴で青臭い主人公のような夢を抱いていたが……『魔法の料理・改』を覚えて足を引っ張らない程度の強さを得てから、割とどうでもよくなった。

 強い仲間がいっぱいいるし、別に必要ないよね、的な。

 となると、もう「今のような平和な時間がずっと続けばいいなあ」と隠居したジジイみたいな考えしか浮かんでこない。

 う~~ん……。

 ただ、まあ……。


「そうだな……強いて言えば……」

「てぇぇえええぇんちゃあぁあぁぁあんんオイシぃぃいいいぃところぉぉおぉはぁあぁぁんぶぅぅうんこおぉぉおぉおおっ♪」


 俺の言葉を遮って、コカトリス(の死体)と遊んで(弄んで)いたミユが楽しそうな声を上げる。

 血とハラワタに塗れたミユが差し出した手に堂々と鎮座しているのは……コカトリスの目玉だ。

 なるほどなるほど、これが珍味というわけか。

 昔の俺ならば、この素敵な笑みに応えた結果、腹を下してアユと陽芽に烈火のごとく怒られていたが……


「サンキュー、ミユ! どれどれ、こいつぁーどんな味かな?」


 俺はソフトボールくらいある巨大な血走った目玉をがっしりと掴み、迷いも躊躇もなく口に放り込んだ。


「ふむふむ……おおっ! これは……クリーミィでまろやかでコクがあって……うまい! うますぎるっ!」

「にゃハハぁあぁぁあぁあ♡ でしょぉぉおぉおぉおお♪」


 何も知らない者が見たら、いよいよ俺は気でも触れたかと思うだろう。

 だが安心してほしい。

 俺は強がっているわけでも我慢しているわけでも無理をしているわけでもない。

 これぞ、先日レベルアップでついに会得した偉大なるスキル『悪食』と『毒耐性』の力だ。

 これによって俺は、普通にうまい料理はもとより、とても食えないはずのゲテモノや毒物でも全ておいしくいただけるようになったのだ。


「これもねぇぇえぇこれもねえぇえぇぇぇえとぉおぉぉおってもオイシぃいいいぃぃイイよぉおおぉおおおっ♡」

「ほほう、さすがミユは美食家で博識だなあ! ……ん? おいおいミユ、ほっぺたに肝臓がついてるゾ♪」


 泥遊びではしゃぐ子供のように、赤黒い血がまとわりつくことも気にせず無邪気に戯れる俺とミユの至福の時間。

 ただ、まあ、他のみんながどう思うかは察して余りあるわけで……。


「「「………………………」」」


 ある者は嫌悪を、ある者は諦めを、ある者は虚無を、ある者は呆れを、ある者は好奇を抱いた個性溢れる視線を無言で浴びせかけると、やがて俺とミユを華麗にスルーしてそれぞれ歓談に戻った。

 なんてことはない、いつものことである。

 いつもの何気ない、かけがえのない日常だ。


「たぁのしぃぃいぃぃいネぇええぇぇえてぇえぇぇぇんちゃあぁあぁぁあん♡ にゃっはハハハあぁあぁあァァァあああっ♪」

「ああ……そうだなっ!」


 頭をかくかくとリズミカルに揺らして屈託のない笑顔を向けるミユに、俺は力強く答えた。


 強いて言えば……。

 強いて言えば、俺は…………ミユに告らせたい。

 この最高にキチかわいいミユに、俺を好きだと言わせたい。

 それは、人を蘇らせることと比べたら取るに足らない、あまりにもしょーもない望みだろう。

 だが、俺にとっては何よりも大事なことだ。

 もちろん、道具に頼るのではなく、できれば自発的に、心から言わせたい。


 これから先も、俺達の旅は続くだろう。

 このダンジョンを、この世界を攻略するまで、ずっと……。

 その旅の果てまで……いや、もしかしたら死ぬまで俺とミユの関係は気が置けない友人のままなのか、それとも恋人まで、あるいはそれ以上にまで進展するのか……。


 まあ、焦る必要はない。

 今はただ、みんなと、ミユと過ごす日々を純粋に楽しもう。

 まだまだ時間はたっぷりあるのだから――――

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