第12話 しかしMPが足りない!

「さーさー、座って話すのもつまんないし、散歩でも行ってこよーお!」


 いやいや、普通逆だろ。

 立ち話も何だし、みたいな風に言ってんじゃねーよ。

 ……というツッコミも口から出てこない。

 それほど俺の脳内CPUは別事項の処理でオーバーワークしていた。


「あ、魔物が出てきてもだいじょーぶ。あたしのすっごい魔法でらっくしょーなんだからっ!」

「……お、おおう」


 ゆえに、勝手にどんどん話を進めて意気揚々と部屋を出て行く、自称マユの妹に流されて、俺は適当な相槌を打ちながらフラフラとついて行った。

 どういうこった……。

 一体、何が起きてるってんだ……。

 今、俺の目の前で元気よく両手を振ってきびきび行進する少女は、間違いなく凩マユそのものだ。

 しかし、様子が普通じゃない。

 普通じゃないのが普通なマユが、なぜか普通に普通なのだから、これは普通に考えて普通じゃない。

 ……うん、何言ってんだ俺。


 とにかくおかしい。

 表情は不気味に歪んでないし、挙動も不審じゃないし、言葉遣いも破綻してないし、血のこびりついた包丁も持ってないし……。

 ……あれ? もしかして、何も問題なくね?

 いや、別にマユをディスってるわけじゃなくて、そのホラ、一般論というか客観的にというか……。


「うーーん……やっぱり、この髪型落ち着かないなぁ。何かこう、頭が左に傾いちゃうよー」


 そう言って、マユ……いや、サユはヘアゴムを後頭部に結び直してポニーテールにした。

 その一連の動きは実に女の子らしいのだが、それが今は逆に不気味だ。


「これでよし、と……。さてと、てんちにぃ。聞きたいこと色々ある……よね? もちろん」

「あ……ああ」


 正直、どこからツッコンでいいか分からないくらいだ。

 そして、何て聞けばいいのか分からないのだが……。


「え、えーっと……お前はどう見てもマユ……だけど、マユじゃない……んだよ、な? 演技で俺を馬鹿にしてるとか、そういうアレじゃない……んだよ、な?」

「あははははっ! マユねぇがそんな器用なことできるわけないじゃーん」


 うん、そうだね。

 そんな芸当ができるなら、包丁を捨てて今すぐアカデミー主演女優賞でも目指せと言ってやりたい。

 素の状態でも、ゾンビ役かジェイソン役なら一級品だけど。


「えっとね……。あたしはマユねぇのスキルで生まれた別の人格なの。マユねぇが眠ってる時だけ、こうやって体をちょこーっと借りられる……って感じかな」


 ……はい?

 な、な、な、何だって?


「スキル……別の人格……? えっ……と、つまり……スキルで二重人格になった……ってこと? な、何で?」

「二重……人格、ってのはちょっと違うけど、まあ大体そんな感じの。何でそんなスキルがあるのかは、あたしもよくわっかんないよー」


 俺とサユは並んで、ぶらぶら当てもなく歩きながら会話を続ける。

 ぶっちゃけ、さっきの部屋で落ち着いて話をしたい。

 いつ魔物が出てくるか気が気じゃない……。


「――あっ」


 でろでろでろろ~ん♪

 まもののむれがあらわれた。

 ほらあーーーー!


「でたでたぁー。えーと、マジロちゃんがみっつにー、ベアちゃんがふたつかー」

「あのー……ご、五体もいるんだけど……だ、大丈夫なのか?」

「だーいじょーぶだーいじょーぶ!」


 正式名称はアーマーアルマジロとレックスベア。

 前者は防御力、後者は攻撃力に長けた強敵だ。

 ひきつった顔で不安をあらわにして問いかける俺とは対照的に、こともなげにサユは答えた。

 ノリが軽すぎるが、本当に大丈夫なのだろうか。

 狂気的だが、だからこそ超絶頼もしいマユとは違って、サユは無邪気で無力な普通の女の子っぽいんだが。

 

「心配性だなーてんちにぃは。見ててよ~……ウォータースプラーーッシュ!」


 サユが魔法を唱えると、空中から超高圧の水がマシンガンのように猛スピードで撃ち出されて、鉄より硬いアルマジロの装甲をあっけなく穴ボコにした。

 三体を一撃だ。

 は……はんぱねえ……ッ!

 ってか、え? コレ、さっき俺に使ったヤツだけど、本来はこんな威力なの?

 あ、危ねえことしやがって……。


「ふっふーーん。どう? どう? すっごいでしょーー!」

「あ、ああ……マジすげえな」

「じゃあじゃあ今度は~……フレイムドッグラーーン!」


 小学生並みの感想を返す俺を見て得意げな顔を存分に披露したサユは、はたから見ても分かるくらい元気百倍になり、大仰なポーズをとって新たな魔法を放つ。

 今度は、犬の形になった炎の塊がジグザグに走り抜けて、三メートル級のレックスベア二体の土手っ腹を突き抜けて消滅した。

 同時に、全身が一気に炎上したレックスベアは、一本の巨大な火柱となって雄叫びを上げながら、ひとしきり悶えて膝から崩れ落ちた。


 か……かっけええええええええ!


 やっぱ魔法はカッコよさがダンチだよ。

 少年心をグサグサ刺激されるよ。

 マユみたいに物理で無双するのも憧れるけど、現実には存在しない魔法ってのは、やっぱり一味違うな。

 いいなぁ、俺もそんな魔法使ってみてえなぁ……。

 それにしても、田辺さんパーティにいた魔法使いさんのライトニングも超すごかったけど、サユは数段上の威力のような気がする。

 そりゃそうか、マユと同じならレベル72だもんな。


「見た? 見た? あたし強い? そんけーした? どやぁー!」

「おお、めちゃくちゃすげーよ! なんつーか、こう……感動したっ!」

「えへへへへー。いやー、やっぱり一緒にいてくれる人がいるっていいなぁ~。一人でレベル上げててもつまんないもん」


 俺の中で、混乱のバッドステータスが一瞬で回復した。

 何かもう、疑問の大半がどうでもよくなった気がする。

 我ながら呆れるくらい単細胞の馬鹿野郎のゲーム脳だ。

 仕方ないよね、男の子だもん。


「それじゃー、このちょーしでガンガンいっこーーっ!」

「サー、イエッサーー!」


 後で絶対に恥ずかしくなる妙なテンションで、一緒になって拳を突き上げた。

 仕方ないよね、男の子だもん。



 それから小一時間、サユの魔法によって何体もの魔物を景気よく葬った。

 一発で死に追いやる破壊力もさることながら、特筆すべきは種類の多さだ。

 触れると高電圧が流れる電気の蜂を何十匹も飛ばす『サンダーホーネット』。

 通路を埋め尽くす鋭いイバラで串刺しにする『ソーンスキュア』。

 歌を聴かせることで徐々に石化させる『ストーンララバイ』。

 凍り付く冷気と台風並みの強風で動きを止める『ウィンターウインド』。

 うーん、まさしく技のデパート。

 どれも華やかで荘厳で強力でインパクトがあって……何よりかっちょいい! 


 一方、俺は相変わらず後ろで「おー!」とか「すげー!」とか言ってるだけだ。

 ……いや、やる気はあったんだよ? 今までにないくらいね。

 さっきまで、そういうノリだったじゃん?

 念のため、護身用に鉈だって持ってきてるしさ。

 でも、サユが「てんちにぃは見てるだけでいいからだーいじょぶだーいじょぶ、魔法が当たっちゃうかもしれないし」って言うものだから、仕方なくね。

 久々に本気出そうと思ってたのに、ホント残念だなあ!


「は~~~~気っ持ちイイーー! スカっとするねー!」

「もしかして、毎晩毎晩こうやって魔物倒してたのか?」


 思いっきり伸びをして満面の笑みを浮かべるサユに向かって、俺は鉈を適当に振り回して手持ち無沙汰を誤魔化しながら問いかける。


「まっさかー。たまにだよ、たまーに。さすがに危ないし、毎晩出てこれるわけでもないしね~」

「ふ~ん……。マユが寝てる間に……ってことは、今はマユの意識がないってことだよな?」

「うん、そーだよー」

「じゃあ、逆にマユが起きてる時はサユは寝てるってことか」

「ん~~……そーゆーわけでもないよー」


 サユは少し首をかしげて考えながら説明を始めた。


「んっとねー、マユねぇが起きてる時、あたしは体を動かせないけどマユねぇとおんなじように見えてるんだよ。もちろん眠かったら寝てるけど。てんちにぃと初めて会った時も見てたよー。マユねぇを怖がって、情けない悲鳴を上げながら逃げ出すてんちにぃったら……ぷぷっ!」

「あ、あれはしゃーねーだろ! つーか、あの時も意識があったのかよ!」


 ダンジョンのことを何一つ知らず、マユが魔物かと思って本気で怯えたハズい記憶が蘇ってきた。

 うーわ~、あれ見てたのかよ……。

 でも、いきなり腕の肉をごっそり噛みちぎられたら、誰だってああいう反応するだろ、常識的に考えて……。


「まー、あの時はマユねぇがちょーっと大胆過ぎたよねー」

「ってか、お前がマユを何とかできねーのかよ。悪く言うつもりはねーけど、お前の姉ちゃん頭が大分アレだぞ。こう、アドバイスとかフォローとかさぁ……」

「え~~、マユねぇはそこがカワイイのにぃー。でもでも、残念だけどそういうことはできないんだあ。あたしが今みたいに起きてる時ってマユねぇはぐっすり寝てるし、そもそもマユねぇはあたしがいるってことすら知らないんだもん」

「……そうなのか?」


 つまり、マユが寝てる時も起きてる時もサユの意識はあるけど、お互いに意思の疎通はできない。

 そして、サユが起きてる時にマユは寝てて意識がないから、マユはサユの存在そのものを知らない。

 そういうことか。

 ややこしいな……。


「でも……そうなると、主な人格はマユじゃなくてサユみたいじゃね?」

「そんなことないよー。マユねぇってこう、ちょこちょこっと寝るからさ。あたしが一日のうち動ける時間って三時間くらいしかないんだよー」

「あー、確かにあいつ、部屋に着く度にメシ食ってごろごろ昼寝してっからなぁ……。あんま短い睡眠の時は出てこれないのか?」

「そうそう、そんな感じー」


 なるほどな、おおよその事情は飲み込めた。

 にわかには信じられない話だけど、嘘をつく意味もないし、嘘をつけるヤツとも思えん。

 う~~ん、ダンジョンに来てからといいものの、魔法とか魔物とか、そういう非科学的な存在よりも、凩マユという人間に一番驚かされてる気がするなぁ。

 本当に人間なのかどうか疑わしいくらいだ。


「あっ! そうだ、てんちにぃ。あたしにもハンバーグ作ってよハンバーグ! マユねぇばっかりずるいよー。マユねぇが食べても、あたしには味わっかんないんだからさー」

「へ~、そうなのか。でもまあ、よかったじゃん。味を感じたら地獄だろ……。魔物の生肉だぞ? あんな食生活を五年も続けてたなんて、ある意味尊敬に値するな、うん」

「あっはははは、そーだよねぇ~。とにかく、ゼッタイあたしにも作ってよね! 約束だよ!」

「分かった分かった。そんくらいしか俺にできることねーしな」

「じゅーぶんだよー。うわー楽しみだな~」


 それにしても……。

 何てナチュラルな会話だ!

 何てスムーズな会話だ!

 最初はマユとのギャップに激しく引いて違和感しかなかったけど、もう何とも思わない。

 ひとえに、サユの人懐っこさと高いコミュ力のおかげだろう。

 比べる相手がマユだから尚更だ。

 対人能力の低さで人のこと言えないんだけどさ。


 ……でも。

 なぜだろうか……うーん……何かこう……。

 あっさりすぎるというか……。

 味気ないような、物足りないような……。

 いやいや、何考えてんだ、正気か?

 これが正しい、理想の会話だろ。

 マユに毒されて正常な感覚を失いつつあるのかもしれない。

 いかんいかん。


 そんなことより。

 何と、いつの間にか俺のレベルが上がっていた。

 メッセージも音楽も流れないから分かりにくかったが、どことなく体が軽くなってる気がしたので、まさかと思いステータスを覗いてみたら、限りなくひっそりとレベルが3になっていたのだ。

 レベル2の状態で一週間も経つから不安だったんだよなぁ。



NAME:Tenchi Hibino

LV:3

STR:21

AGI:24

INT:30

MP:8/21

SKILL:Seasoning



 いや~、知ってたけど、弱いな。

 田辺さんがレベル1だった頃のステータスを教えてくれたけど、それと大体同じっていうね。

 初期値は低くても上昇値がスゴイのかと淡い期待を抱いていたのに、あっけなく打ち砕かれた。

 実に面白くない。

 今回はスキルも覚えなかったし、頑張りがいがないにもほどがあるだろ。

 ……俺は全然戦ってないから、頑張ってないんだけどさ。

 それにしても、あんまりだろ。

 いつになったら荷物持ち兼専属料理人から脱却できるんだ、これ。



 本来なら胸躍るレベルアップという悲しい出来事を経て、俺とサユはぼちぼち戻ることにした。

 サユの制限時間が三時間程度ということを加味して、元いた部屋から離れすぎないように注意していたため、三十分もかからないはずだ。

 帰り道は和やかだった。

 サユは俺のステータスを勝手に見てニヤニヤしながら、優越感のこもったありがたい視線をプレゼントしてくれたので、それに対して俺はふてくされた態度をお返ししてあげた。

 油断してなかったとは言えない。

 実際、ここまで一度もピンチに陥ることはなかった。

 自信満々なだけあってサユがものすごく強かったので、言った通り余裕の散歩になっていた。


 だからだろう。

 いきなり背後から大柄なホブゴブリンが五体現れても、脅威には思わなかった。

 サユも余裕の表情を崩さず、落ち着いた様子で魔法を唱えた。


「ごめんねーゴブちゃんっ。アイシクルピラーーー!」


 すると、地面から大量のつららが咲き乱れ、ホブゴブリンを貫いた。

 あるものは手足が千切れ、あるものは胸にポッカリと穴が空き、あるものは顔面をぐちゃぐちゃにされ、あるものは氷の中に飲み込まれた。

 瞬く間に残るは一匹。

 圧倒的だ……。

 背筋に冷たいものが走るような、そんなゾクゾクとした感覚に襲われる。

 俺自身も魔法に巻き込まれた気さえする臨場感に、思わずゴクリと息を飲む。

 アーメン、ホブゴブリンよ。

 南無阿弥陀仏、ホブゴブリンよ。

 仲間が一瞬でやられた状況を理解できずに立ち尽くす最後の一匹に、サユは再び手を向けて魔法を……。

 魔法を…………。

 まほ…………ん?


「――あーーーーっ!!」


 …………どうした?

 突然、サユが青ざめた顔でぎこちなく振り向き、遠慮がちに俺を見た。

 何やらただらなぬ様子で、汗をだらだらと流し、口をパクパクさせている。

 嫌な予感がする。

 お、おい、まさか……、


「え……MPが……切れ、ちゃった……みたい…………」


 う……そだろ…………。

 二人で呆然と固まった。

 何秒……いや、もしかすると何分か経っていたかもしれない。

 それくらい頭が真っ白になった。

 ようやく正気に戻ったのは、俺でもサユでもなかった。

 ホブゴブリンだ。


「ギギギ……グギィーー! グギギギギーーッ!」


 戦意を取り戻して、威嚇するような声を上げるホブゴブリン。

 やばい!

 ハッと我に返った俺は、本能的に叫んだ。


「ッ――! に、逃げるぞサユ、走れ!!」

「う、う……うんっ!!」


 これまでの余裕は完全に吹っ飛び。

 俺とサユは必死になって逃げ出した。

 幸いなことに、部屋まではあとわずかの距離だったし、ホブゴブリンは逆方向から現れた。

 加えて、ホブゴブリンの敏捷性が大したことない上、先ほどのアイシクルピラーが障害物としてイイ仕事をしてくれている。

 ダッシュでセーブクリスタルの元まで逃げ込むのが最善……!


「ごめんごめんごめんごめんごめーーーーん!」

「だ、大丈夫だから……! とり、あえず……急ぐ、ぞ……!」


 ひたすら謝りながら素晴らしいスピードで走るサユ。

 完全に追いかける形になって、息を切らしながら必死に追う俺。

 これがレベル差か、まいったねどうも。

 ていうか、これならサユは素手でバトっても勝てるんじゃなかろうか。



「は~~っ、ついてきてない……よね? よかったーー」

「撒いたのか途中で諦めたのか……どちらにしろ、助かったな」


 数分の全力ダッシュによりホブゴブリンから逃げ切った俺とサユは、互いに見合って安堵する。

 冷静さと余裕を取り戻して笑みをこぼすと、サユが気を取り直して調子づく。


「いや~~、ちょっとしたハプニングがあったけど、これもダンジョンのだいごみだよねっ。いい経験になったよー、うんうん」

「って、何を都合よくまとめてんだよ、ただMP管理をサボっただけだろが。任せっきりだった俺も悪いんだけどさ……。うん、わりぃ。俺が一番ダメだな、ごめん」


 ポジティブすぎるサユに呆れ果てるが、自らの役立たずっぷりを自覚してる俺は何とも言えねえ。

 レベル3になったし、あの程度の魔物なら俺でも普通に勝てたかもしれないのだが、あの場面で逃げの一択とは我ながら情けない。

 まあ、勝てるかもってのはステータス上の話で、戦闘経験がほぼ皆無のチキン野郎が、果たして本当に勝てるのかって言われると自信は全くなかったけども。

 その小心ゆえに、ついつい年下の少女に素で謝ってしまった俺を、サユは女神のような笑みで励ます。


「あははははっ、あたしのせいなのに、なーに謝ってんのー。さーさー、今日はすっごい疲れたし、早く戻って寝よ寝よっ」


 まったく、よくできた女の子だよ。

 マユにも見習って欲しいくらいだ。

 あ、ついでに陽芽も。


「たしか、そこの角を曲がったとこだったよね?」

「おー、たしかそうだったな。流石にここまでくれば、もう大丈夫だな」


 …………。

 ……あ、やばい。

 完全に『大丈夫じゃないセリフ』を吐いてしまった。

 もしかして……。

 もしかすると…………。


 そんな俺に大正解と言わんばかりに。

 最後の曲がり角を恐る恐る通ったところに。

 魔物がいた。

 全長四メートルを超える巨大な蛇。

 丸太のように太い体の半ばに生える、人間のような二本の腕。

 右手にはハルバード。

 左手にはバックラー。

 聖域の入口に立ちはだかる魔物――コブラソルジャーは、爬虫類独特の鋭くつり上がった冷たい目をぎょろりと俺達に向けると、舌をチロチロと震わせてゆっくりと武器を構えた。


「マジ……かよ……………」

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