第45話 好感度MAXを遂に試す!

「おい聞いたか?昨日河川敷で爆発があって女神様が被害者を救ったらしいぞ!」

「アイアンも聞いたの?!じゃやっぱり本当なんだ」


朝から教室でアイアンとホネオが昨日の事件の噂話をしていた。

昨日の爆発事件に女神様が現れた話で教室は騒がしく賑やかだった。

だが、そんな教室にゴンザレス太郎とフーカが登校してきて一気に静まり返る…


「あ…あのフーカさん?教室に着いたから自分の席に行こうか」

「ん…分かった」


ゴンザレス太郎の腕にしがみつくように両腕でゴンザレス太郎の腕を抱き締めて登校してきたフーカに周囲の意識は完全に持っていかれた。

相変わらず前髪で目は完全に隠れてあるのだがそれが照れつつも甘えているように見えて周囲の人達は異世界にも関わらず「リア充爆発しろ」っと考えていた。


「お…おはよう…なんか今日は一段と凄いね…」


シズクが声をかけてきて二人は挨拶を返すのだがそんな二人を見るシズクは若干引き気味だ。

そして、分かったと言いつつ全く朝から同じ状態で離れようとしないフーカにゴンザレス太郎は溜め息を吐く…

そんなゴンザレス太郎を見上げて…


「迷惑?」


っとフーカはオッドアイを潤ませながら甘えた声で聞いてくる。

それをみてシズク…


(あかん、これ完全に堕ちてるわ)


っと首を振るのだった。




学校が終わり授業終了の度にゴンザレス太郎の腕が自分の居る場所と言わんばかりのフーカにゴンザレス太郎は話をする…


「今日、このコードの実験をしたいんだけど…」

「んっ…私じゃダメなの?」

「試しておかないと何が何に使えるか分からないからね」

「納得はしないけど分かった。でも一番は私だから…」


そう言ってフーカはシズクを見て手元の紙に数字を書いていく…

それはゴンザレス太郎の見せたメモの上に書かれた。

そのメモに最初書かれていたのは…


『好感度MAX ○○○○○○○A 12324493』


っであった。

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