第2話【試練】


なんでも、願いを叶えてくれるとゆう喫茶店

それが、喫茶SERENA

なにもかも上手くいかなくて最後の頼りでここまで来た、

高校を卒業したものの、現在は職にありつけていない。

私、小野田奈緒子は就活浪人だ。こんな事態に陥るまで自分なら大丈夫と楽観的考えでいた自分が恨めしい。

光りに包まれた最中、目を開くと

さっきまでのガランとした店内から、一変していた。

猫ミミや尻尾などの妙にリアルなアクセサリーを付けたお客さん達。

たまに、視界ちらつく、明らかに人間ではない人?達を横目に見ながら、一つの疑念が浮かび上がっては、それはあり得ないことだと

自分に言い聞かせる。

どうして、こんなことになったんだろう。

高校を卒業したら、お父さんが自営している喫茶店のバリスタとして働くものだとばかり思っていた

だけど、ここで問題が発生した。

喫茶が、経営不振に陥ったのだ。


そこで、立ちはだかるは、就職とゆう二文字。

未知の領域に踏み出すことは気持ちを高ぶらせたけど、自分には他の何かを見出だすほどの才覚がないことを嫌とゆうほど思い知らされた。

何かになりたくても道を選んではいられないが悲しいけど、これが現実だった。




そこで私は光の中へと吸い込まれ、シックな雰囲気の喫茶店は一風変わった喫茶店へと様変わりしたのだった。


現在、起きている事態についていけてない2人に

カウンターに立つ女性バリスタは、おもむろに話しを切り出す。

「これから二人には仕事の特性をみる為に、仕事をして貰います。」



「ようこそ、いきなりだけど、あなた達にはこの世界で通用するか試させて貰うよ」

「...はい?二人。」

どうゆうことだろう...

気付くと隣の席に一人の男の人が座っていた。なにがあったかは分からないけど世界の終わりみたいな顔をたしている。


バリスタは頭をポリポリと掻き、反応に困ったなーとゆう感じで

一言。

「じゃあ、そこの変な顔をした君。ここの後片付けをお願い。」と淡々と指示を出す。

「これ、飲んでからでも。」カップに残っているコーヒーを飲み干して、気だるそうに立ち上がる。

1人緊張している奈緒子前に

バリスタからスイーツと一杯のドリップコーヒーと一皿のケーキが出てきた。

「えっ...私なにも..」

「いいから、これはサービスだよ。あちらのパティシエからの」

カウンターの奥のキッチンで1人の白地の制服に灰色の腰掛けのショートエプロン制服姿の女の人と軽く目が合い、

お互いに会釈をする。

何度かこの喫茶店に訪れているけど、未だに心が読めない

でもどうやら緊張をほぐして欲しいとのことらしい。

ケーキを一口食べ、甘さの余韻があるうちにコーヒーを一口。

口に広がる甘さに、ほっこりしているとバリスタはそれを見てカウンターの奥で頷く。

「それを食べたら仕事があるからね!」と一言。

これからが本当の闘いになりそうだ。






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