虚構

 アルニカの目の前に置かれたスケッチブックには羽の生えた蛙の絵が描かれています。アルニカは満面の笑顔でそれを女性に手渡しました。女性がアルニカを撫でると、彼女の顔はより一層笑顔になりました。

「上手じゃない、アルニカ。この絵の動物はなんて言うの?」

女性はアルニカに問いました。アルニカは答えました。その回答を女性は否定する事無く、唯頷いて「素敵ね、アルニカ。」と言いました。アルニカは照れて、女性の膝に顔を埋めました。


reboot

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