徒爾

 アルニカは疲れていた。呪いは宛ら時限爆弾でいつ爆発するのかもわからない。爆発すれば最後だ。身体は重く、怠い。この状態でアルニカが敵を仕留めるには闇討ちしか無かった。この呪いが彼女の生涯を終わらせる前に全ての決着を着けなければならない。

「……でも、やるしかない。」

先制攻撃を仕掛ける。もしも失敗すれば彼女に勝ち目は無い。


reboot

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