ピュアラーメン
彼氏はあまりに貧乏で
おまけに節約家ときている
彼女はそんな彼氏を尊敬する
もうあれは妄信だね
彼女は彼氏のそばにいたい
なんでも一緒にやってみる
掃除も食事も洗濯も
必ず二人でやっている
今夜は食事ができないぞ
彼氏がつぶやく
うっかりした買い忘れだ
彼女も何も持っていない
探してみたら一個だけ
カップラーメンが見つかった
割りばしも二つ見つかった
五分後のラーメンに
交互に割りばしを入れていく
一つのカップに二つの割りばし
湯気を挟んで見つめあう二人
純愛だなあ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます