2-8 おバカな俺は娼婦の娘達に情が移っちゃいました
この健気なハーフエルフの娘はとても気に入った。どちらにしろお母さんを診てみないことには何ともいえない。
「分かった、診てあげるよ。お母さんは動ける状態なのか?」
もう殆ど動けないほど弱っているそうだが、居住区にはお客は立ち入れないらしく、ミーニャとコロの手を借りて母親をこの部屋に連れてきた。
エッ!? お母さん? 妹さんじゃなくて? エルフ恐るべし!
エルフ族はその人の一番いい肉体年齢で老化しなくなる。600歳を超えたあたりからゆっくりと歳を取り始め、800歳から1000歳ほどで寿命を終えるそうだ。できたばかりのこの世界からすれば、高齢のエルフは生き神に近いのかもしれない。エルフ様と敬われるのも当然なのかもな。
見た目はとても若いのだが、彼女からは強い死臭がする。顔も死相が出てる。
誰が見てもダメだと分かるほどだ。獣人の二人にはこの匂いは相当きつい筈なのに、顔には出さないでいる。
「リョウマ様、私の母です。よろしくお願いします」
「サーシャの母のファリエルと申します」
「リョウマだ。辛そうだね、ベッドに横になってもらおうか。お母さん、1つだけ質問良いかな?」
「何でしょうか?」
ベッドに横になったお母さんに、1つだけ気に入らなかったのをオブラートに包むこともなくストレートに聞いた。
「娘があなたの為に、好きでもない男に抱かれて必死でお金を稼いでいます。そのことをどう思われていますか?」
「「「リョウマ様!」」」
暴言だ……分かっている。だがそこまでして生きたいのだろうか?
俺の娘がもし俺のせいで風俗で働くような事態になるのなら、俺は迷わず死を選ぶ。
「最初は娘がこのような仕事をしてまで私の為に働いているとは知りませんでした。知人が見かけて知らせてくれなければ、知る事もなかったかもしれません。知ってしまった私は死を望んで手首を切りました。娘にこんな事させてまで生きていたくなかったのです……」
見たら彼女の左手はザックリと深い傷跡が残っている。ヒールでは治らないほどだったのだろう。
「もう私の左手の先は動きません、部位欠損状態になっているそうです」
死ぬ気でザックリやったんだな。
引き籠りとかが薄っすらと皮一枚に傷を付けて、周りの気を引こうとかしている『かまってちゃん』とはわけが違う。本物の自殺志願者の躊躇い傷でもない。手首を切り落とすぐらいの気迫でやったのだろう、躊躇い傷なんかどこにもなく、躊躇なくザックリだ。
「あなたが今生きているのは、彼女の説得ですか?」
「はい、近所の友人に回復剤を掛けられ、命を救われた私に娘はこう言ったのです。『私が何のために、これまで好きでもない男に何人も抱かれてきたと思っているの!』と。ここで私に自殺なんかされたら何のために体を穢したのだと、泣きながら訴えられたのです。だから私は無様でも生き足掻くとその時決めました。娘に苦労を掛けてでも最後の時を迎えるまでは自分からは決して死なないと決めたのです」
「分かりました。満足いく答えが得られたので、あなたを診てあげます。服を全部脱いでください。ミーニャ手伝ってあげて」
「ちょっと待ってください、服を脱ぐのですか!?」
「うん、分かった」
ミーニャによって抵抗虚しく素っ裸にされた。
うん、エルフ属性全開のちっぱいだね。
流石日本のラノベ世界を継承しているだけあって見事なエルフのちっぱいだ!
残念ながらやつれてろっ骨が浮いているのは致し方がない。
「【ボディースキャン】」
これは酷い、やっと生きてるって感じだ。俺の手には負えない……。
「あの、リョウマ様、母はどうでしょう? 治療できるのでしょうか?」
「ちょっと待っててね……」
俺には手に追えそうにない。仕方がない……【ブラインド】を解除する。
『ナビー、ちょっといいか?』
『……あ! 何をしているのですか! な・に・を・し・て・い・る・の・か・な!』
怖い! システムのくせに、俺に恐怖を感じさせるとは。
『ナビー落ち着け!』
『……娼館でエルフを裸にして何してるのかな?』
『治療だ! よく見ろ、このエルフほっとけば2週間ほどで死ぬぞ。俺の医学知識だけじゃ治せないレベルなのでナビーの補佐が要る。頼めるか?』
『……マスター! 娼館に入って何をしているのか気が気じゃなかったですが、そうですかエルフを救おうとしてたのですね。それでこそナビーのマスターです! はい! 勿論サポートします!』
「ファリエルさん、自分で後どれくらい生きられると思いますか?」
彼女は1度娘のサーシャさんを見た後こう答えた。
「サーシャには見えないようですが、風の精霊が私に教えてくれます。せいぜい後10日ほどでしょう。死が近くなったおかげでしょうか……近頃精霊たちの声がよく聞こえるのです。もうどうやっても治らないほどの病なのでしょう?」
サーシャの悲痛な叫びが部屋にこだまする。
「お母さん! そんな……」
「お母さん、最後まで頑張るからね……ちゃんと逝くその時まで見ててね」
彼女もセシア母様と同じ癌だ、日本でも手の施しようがない末期癌。
リンパを伝って全身に転移してしまっている。おそらく神官長とやらでも治せないだろう。
この世界の回復師たちが、なぜ病気患者の治療が難しいのか。
部位欠損の外部治療は神官長クラスなら治せるのに、病気は何故治せない? おそらく外科と内科の違いだ。魔法はイメージが具現化したものだ。俺から言わせれば呪文なんかイメージを言葉にかえてイメージしやすくしているだけのものだ。別になくてもいい。
外科のように見た目から判断できるようなものはイメージすれば治せる。だが体内の癌など、この世界の住人は知らないのだ。病気よ治れ~とかアバウトなイメージじゃ、癌は消えない。その場凌ぎで多少体調がよくなる程度だろう。
要は病気に対する知識の欠如が原因なのだ。風邪が魔法で治せないのも同じ理由からだろう。熱は下げて緩和できる。見た目で分かる喉の炎症も治せる。でも鼻水は不可。要は知識が足りないことはイメージが曖昧で治せないのだ。風邪は目に見えないウイルスが原因なんて思ってもいないだろうな。
「コロちゃん、あのジュースを人数分買ってきて。ちょっと時間かかりそうだからね」
「エッ!? リョウマ様?」
「うん、治せるよ。かなり厄介だけどね」
2時間ほどかけて、治療しましたよ。完治です。我ながら凄い魔法です。
「ふぅ。これでいいだろう!」
ファリエルさんは蕩けた顔をしている、催淫魔法は使ってないのだが、2時間も俺のマッサージを受けて違う意味で逝っちゃってるのだ。もう死相も死臭もない。最後に【クリーン】を掛けてやる。
「凄く体が軽いです! 生き返ったようです!」
「お母さん! ウソ! 本当に治ったの?」
「ええ、サーシャ! 分かるの、これ間違いなく治ってる! 私、治ってるのよ! あれ!? 部位欠損の左手まで治ってる!」
え~~! このお母さん超可愛いんですけど!
全裸なのも忘れて、子供のようにサーシャさんの周りをピョンピョン飛び跳ねて喜んでいるのだ。
ミーニャもコロちゃんも尻尾フリフリで喜んでいる。
「リョウマ様、母を助けて頂きどう感謝していいのか分かりません! 本当にありがとうございます」
「ああ、どういたしまして。それで、お前たち親子はこれからどうするんだ?」
「私は、お約束通りあなたの生が尽きるまでお側でお世話がしたいです。先にこれを、報酬の方です」
さっきのお金が入ってる革袋を差し出してきた。
う~ん、ぶっちゃけこの娘はめちゃくちゃ可愛い。だが元娼婦を嫁にとは思わない。当然だ。俺はひと時の快楽を得にきただけなのだ……そこに恋愛感情はない。彼女もそれは分かっているようで、ただお世話がしたいと言ったのだ。
「お母さんをどうするんだ? 完治したと言っても体力までは回復していないんだぞ? 暫くは安静にしてなきゃいけない。俺にお金を全部渡して生活はできるのか? それともまだ娼婦を続けるのか?」
「娼婦は二度とやりません。もしリョウマ様がどこかの男を連れてきて相手をしてほしいとお願いされても、それだけはご容赦願います。もう体を売るような事は一切いたしません。それとお金は別に100万ジェニーほどまだ持っていますので、それを母にあげようと思っています。病気さえなければ、母は立派な純血エルフなのです。中級回復魔法も使えますので、お金に困ることはないでしょう。冒険者でも回復師としてでも、神殿でもいくらでも仕事はもらえるはずです」
「ふ~ん。ちなみにミーニャはここの年季が明けたらどうするんだ?」
いきなり話を振られて、え? ってな顔をしている。
「私? 私は後1年ほど残ってるけど、お金が早く返せそうなので、実際後7カ月ほどかな」
「任期が明けたら家に帰るのか?」
「私、農家の娘なんだけど2年不作で、どうしても家にお金が無くなって、最初半年だけ頼むってお父さんに言われて渋々了承してドーレルの町の奴隷商に行ったの。そしたら急に欲が出たのか2年頼むって泣きつかれちゃってね。あ~私捨てられちゃったんだって思ったわ。この仕事で一番嫌だったのが、私がこの村で娼婦になったって聞いた村の幼馴染が私を買いにわざわざ村からきた時が一番嫌だった」
「幼馴染か……ちょっとそれはキツいね……」
「その時私の家の話も聞いたんだけど、馬を買って、農具も新しく揃えて畑を広げたんだって。その事はいいんだけど、父が私を売った事を酒場で村中の男に言いふらしていたんだって聞いた時は流石に頭にきたわ。私に告白していた、歯牙にもかけてなかった幼馴染に抱かれるのも嫌だったけど、お父さんは許せない。村に帰っても、私はもう娼婦としてしか見られないし、下手したらまた売りに出されちゃうからもう家には帰らない。お金の返済が終わったら、リョウマ様がいる王都にでも行こうかな」
俺が居る所に来るってか。可愛い猫ちゃんだ。
「コロちゃんは?」
「私の実家も農家で、私は1年契約で売られちゃったんですけど、今年も不作だったら帰ったらまた売られるので、私も家には帰れません。いくら家族のためとはいえ……もうこんなことは絶対嫌です……」
「1年契約でいくら借りられるんだ?」
コロちゃんは契約書の控えを出して見せてくれた。
生理とは別に月に5日休みがもらえて、年末年始に3日、夏場に2日別に休みがあるようだ。
生理中の期間も含めて実働年300日だ。生理休暇の分は延長されるようだな。まぁ、これは個人差があるので仕方がないね。
日に5000ジェニー貸してくれるそうで、1年契約で150万ジェニー借りられるようだ。
で、ここで問題なのは返済額だ。なんと3倍で返さないといけないらしい。ぼったくりもいいところだ。だが、それでもお金が欲しい家庭はいくらでもあるのだ。あくまでもこれは契約で、借りられなければ一家で死を迎えるしかない。
「3倍って大変だな。コロちゃんも違う土地に行くのか?」
「この村に居たら家族が探しにきて、連れ戻されてまた売られちゃうかもしれませんからね。家族のことは心配ですけど、もう好きでもない男の人に抱かれるのは絶対嫌なのです……」
『……マスター、抱いたのですね……』
ナビーはどうやら俺が話し込んでる間に他の子たちの心をユグドラシル経由で覗いたようだ。
『……マスターのこと、信じてたのに……』
『ナビー、とりあえず協力ありがとう』
なんか雰囲気がヤバそうだったので【ブラインド】で一方的に見えなくした。
後が怖そうだが、こちらの話が先だ。
「コロちゃん、男嫌なのに抱いて悪かったね」
「リョウマ様はいいのです! いつでも来てください! リョウマ様なら頑張ってご奉仕します!」
「私もリョウマ様にはまたきてほしい!」
可愛い子たちだ。どうもイカンな、情が移ってしまったようだ。
中間管理職だった俺は、入社したての新人にはいつもこう言って聞かせた。
『クラブのお姉ちゃんや、風俗嬢に入れ込んじゃダメだぞ。彼女たちは金だけのお付き合いを望んでいるんだからな。勘違いして貢いでも、金が無くなったらポイッとあっさり切られるぞ』と――
「サーシャ、確認する。お前は俺が死ぬまで本当に世話してくれる気か? ファリエルさんは大事な娘がこんなこと言ってるけどそれでいいのか?」
「はい、心の底から感謝しています。あなたの生ある限り尽くします」
「娘が決めたのなら、何を言っても聞きません。好きなようにさせてあげたいと思います」
どうやらこの娘は本気のようだ。
「よし、サーシャ。この金でその二人を身受けしてこい」
「「エッ!?」」
「お前たち3人、フォレルに行ってこの金で店を開け。売り物はデザートだ」
俺は【インベントリ】から、プリンとアイスを取り出した。
本当はフィリアやナナやサリエに食べさせてあげようとこっそり作っておいたものだ。
ファリエルさんもなぜか混ざっているがいいだろう。体調が悪かったんだ。あまり食べてなかったのかもしれない。プリンは病人にも優しい食べ物だからね。
4人は食べた瞬間、顔が蕩けた。
「「「美味しい~!」」」
「どうだ? 間違いなく売れるぞ。娼婦なんか辞めて、これを売って稼げ!」
「これは間違いなく売れますね。あの、私もこの子たちと一緒にそのお店で雇ってくれないでしょうか?」
「ファリエルさんもですか? サーシャどうする? その店の店長はお前だ。お前が決めろ」
「あの、お母さんを雇ってもよいのですか?」
「ああ、いいぞ。最初は数種類しか売りに出さないが、色々美味しいものはまだ作れる。後で作り方は覚えてもらうがそう難しくはない」
「はい、このデザートだけでも。やっていけると思います。1000ジェニーでも買ってまた食べたいです」
「ミーニャとコロちゃんはどうする? サーシャの店で働くなら身受けしてやるぞ? 払った分の金額分返してくれたらサーシャの店も辞めていいからな。だが、その店で覚えたレシピを他に教えるのは禁止だ。独立したいと言うのであれば、協力してやる」
「私、そこで働く! サーシャさんのお店で働きたい!」
「私も、一生懸命働きます! ここから連れ出してください!」
「分かった。サーシャ、このお金はお前が管理しろ。二人の身受け金はこの中から出すんだ。しっかり記帳しておくんだぞ。このお金はお前が身を削って稼いだ金だ。1ジェニーだって無駄にはできないからな。まぁ~これほどの美人が店の売り娘をするんだ。看板娘が4人も居るようなものだ。それだけでもかなりの注目を集めて客がくるだろう。そして、一度食べたら病みつきだ。定期的に買ってくれるだろう」
「「リョウマ様、ありがとうございます!」」
う~ん、だが俺は目下逃走中だ。あまり関わりたくはないのだが、あいつを使うか。
【クリスタルプレート】のコール機能でジュエルを呼び出す。
『ジュエル、今どこにいる?』
『リューク様! 先日サリエ様があなた様を探しに宿にやってきたのですが、何かあったのでしょうか?』
サリエ……ジュエルの所も探しに行ってたんだ。
『あはは、まぁ少しな……それよりまだあの宿にいるのか?』
『はい、まだフォレストに居ます。もうすぐ妹が動ける程度に回復しますので、その後、個人で馬車を雇って王都に向かおうと思っています』
『そうか、移動はちょっと中止だ。先に俺の仕事だ。お前の初仕事だ』
『はい、何をすれば宜しいのでしょうか?』
ちょっと声に緊張を含んでいるが、俺は本当にジュエルに悪事をさせる気なんかない。
『まずフォレストで家を借りてくれ。個室で6部屋くらいある大きめの家だ。借りる期間は1カ月ほどでいい。なんなら君の妹もそこで暮らしていいぞ。家が借りられたら直ぐにソシリアの村にきて、娼館に居る4人の娘をその家まで護送してほしい。1人体調のよくない者が居るので、配慮してやってくれ』
『もしや娼婦を見受けしたのですか?』
『見受けはしたが雇ったというのが正しい。で、その娘たちをその家に護送したら、お前は1人で王都フォレルに向かってくれ。そしてメイン通りで20人ほどの客が入れる店舗を借りるか買うかしてほしい。できればそのまま4人が住める規模の物がよい。なければ別口でまた借家を探してやってくれ』
『メイン通りですとかなりの高額ですし、商売をやるならまずは仮店舗の方がいいでしょうね』
『その辺は店主になる娘と話してくれ、その娘の希望をなるべく聞き入れてやってほしい』
『分かりました。では確認しますね』
1、フォレストで個室6部屋以上ある家を1月ほど借りる
2、家が見つかったらソシリアに行き、馬車を借りてフォレストまで護送する
3、単独フォレルに向かい、店主の希望の店舗を借りるか、予算次第では買う
4、店舗に居住区がない場合は、近くで借家を借りる
5、フォレストに戻り、エルフ様の体調次第で彼女たちをフォレルに護送する
『ああ、それでいい』
『ところで、その彼女たちにはリューク様の身分は明かしているのです? 公爵家のご子息が未成年で娼館通いはちょっとどうかと……』
そういえばジュエルはちょっと俺に気があったんだった……棘がチクリときた。
『いや、そのことは後でメールで知らせるよ。じゃあ頼めるか?』
『はい。明日にでも動いて家は手配します』
通話を切って、サーシャに指示を出す。
「まず、皆の本名を教えてくれないか?」
「サーシャです」
「ミーニャです」
「コロンです」
「は? コロちゃん以外実名?」
「私はそうです。別に隠す必要はありません」
「いやいや、隠さないとコールとかメールがきちゃうでしょ? そのための源氏名なんだし」
「そういう輩は拒否リストに入れています」
「私も拒否リストに入れてる」
「私は、ここの娼館主様が、コロの方が犬っぽいからと……」
「そうか、じゃあ、4人とも王都で商売をするのに異存はないね?」
「「「はい」」」
「分かった。ジュエルという名の者が迎えに来るまでは待機になるが、それまでここで居られるならいいがダメなら宿を取るように。身受けはサーシャがやってあげてくれ」
「彼女たちの見受けの名義は私で宜しいのですか?」
「ああ、全部お前の名義で行うといい。俺は最初に少し手を貸すだけだ。継続して新作レシピは教えてやるが、その後の仕入れや、販売価格なんかは自分たちで決めて全部やるんだぞ? 勿論軌道に乗るまでアドバイスはしてやる」
「分かりました。とりあえずお母さんを部屋に送って。二人を身受けしてきます」
「ああ、よろしく。ファリエルさんは1カ月は絶対安静にしていてください。それと二人は今晩は俺が買ってるんだ、一緒に寝てもらうぞ~」
「うん、勿論だよ。というか、今後はリョウマ様専属になったんだから、いつでもいいんだからね」
「そうですよ? コロンもリョウマ様ならいつでもいいです」
サーシャは母親を部屋に送った後、二人を身受けしてこの部屋に戻ってきた。
「リョウマ様、今夜は私もご奉仕させてください」
この娼館で一番可愛いと思っていたエルフちゃんだ、勿論OKだ!
本日最後の4回戦目に挑むのであった。
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