無意味な世界

@templ

1章

第1話 「今日は何しようか…」

世界は無で満ちている。

私はある島で生まれた。

そこは小さな島で国である。


「キミコサン オハヨウゴザイマス アサゴハンガビガデキマシタ」

このロボットはトミー私の世話をするのだ。

私はベットから起き、朝食を食べる。

「今日は何しようか…」

そんな毎日だった。


私はこの島で一番高い塔を目指す。

そこにあるのは望遠鏡だ、世界を見渡す。

船がこの島へ向かっているのが分かった。

私は船着き場を目指すことにした。


船着き場につくと船は到着していた。

ガラクタが運ばれているのが分かった。

運ばれてくるのは全部ガラクタ機械の山だ。

そこにハートの形をした、ガラクタを見つけたので

家に持って帰った。


私はトミーの心臓部位にそれをはめ込んだ。

トミーは心臓を得たのだ。

彼は心を得たのだ――――――


キミコは私の名ではない


「キミコサン オハヨウゴザイマス アサゴハンガビガデキマシタ」

今日もいつものようにベットから起きる。

そして、私は

「おはよう」と答える。

「オハヨウゴザイマス」と彼は答える。

「キミコサン アサゴハン タベマスカ?」と彼は訊ねる。

「食べる」と私は答える。

私はいつものように朝食を食べる。



「今日はなにをしようか…」

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