第12話 ゴロウのお見合い❕
今日は、久しぶりの休みです。
毎日日課のゴロウの散歩中です。
丁度ゴロウのドックフードがきれていたので駅前まで遠出しています。
「こんにちはー❗」
「あー夏子ちゃん。ゴロウ君のドックフードかな?」
「はい、そうです。いつもの二袋くださいなぁ。」
「それから、丁度電話しようかと思ってたんだが、ゴロウ君をパパにしてみないかい?」
「えっ❗丁度年頃のボーダーコリーのメスがいてね、相手さんがお相手を探しているんだよ!ボーダーコリーは、この辺では、数が少ないので頼め無いかな?」
「ゴロウ、どうする?パパになりますか?」
「ワン。」
「あらそう、なるの。」
「ゴロウパパになるそうです。では、頼めますか?」
「分かりました❗良かった。相手さんも喜ぶよ。じゃ、日程決まったら又店に連絡するよ。今日もありがとうね。」
買い物も終わったので店に帰りました。
*********************************************三日程たちました。
店の電話がなっています。
「はい、エトランテです。」
「あっ夏子ちゃん、駅前のペット屋クロックですが、ゴロウ君のお見合いの日決まりましたよ!」
「えっそうなんですか?」
「えーと、名前は、神山さんで、場所は、一駅隣の街です。ワンちゃんの名前は、みどりちゃんです。」
「みどりちゃん、可愛い名前ですね。日にちですが、相手さんはいつでもいいそうです。何時にしますか?」
「そうね、今週は、土曜日が休みだからその日で、頼みます。」
「分かりました。では、土曜日に内の店にゴロウ君と二人で来てくださいね。」
そう言って、ペット屋さんは電話を切りました。
*********************************************そして、土曜日になりました。
今日は、ゴロウは、相手のお宅にお泊まりらしいので、車でペット屋さんに、行きました。
「こんにちは!」
「いらっしゃいませ!夏子ちゃん。ゴロウ君も元気かな?」
「ワン。ワン。」
「ゴロウ君も元気そうですね。紹介しますね、神山紀子さんです。」
「はじめまして、神山です。みどりは、今日は、家にいるんです。一緒に来ようとしたんですが、何故か今日に限っていやがりまして?」
「そうですか。じゃ、私も行かない方が良いですね。ゴロウだけ頼みます。ご飯は、このドックフードとこの缶詰を半半で1日2回やって下さい‼喜んで食べますから。では、ゴロウを迎えに来た時にみどりちゃんを見せて下さいね。」
「分かりました。必ず連れて来ます。では、ゴロウ君をお預かりしますね。可愛らしいワンちゃんですね。みどりもきっと気に入ります。」
「夏子ちゃんじゃ、来週の土曜日のこの時間にゴロウ君を迎えに来て貰えますか?」
「分かりました。ゴロウを頼みます。」
「ゴロウ、神山さんの言う事聞くんですよ。又ね。」
そして、ゴロウを預けて帰りました。
*********************************************
一週間がたちました。
ゴロウをペット屋さんに迎えに行きます。
一週間ぶりなので早くゴロウの顔がみたくて車で急いで行きました。
「こんにちはー、夏子です。」
「あー、お待ちかねのゴロウ君です。」
「こんにちは、夏子ちゃん、ゴロウ君とっても良い子でしたよ。みどりも今日は、来てくれました。」
すると、ゴロウの後ろから少し小さなメスのボーダーコリーが顔を出しました。
とっても綺麗な犬でした。
「ゴロウ、お嫁さん可愛いね。赤ちゃん無事出来ると良いね。」
「はい。来週、犬猫病院に検診に行きます。そして何もなければ二ヶ月には待望の赤ちゃんが生まれます。かなり楽しみです。」
そして、神山さんとみどりちゃんにお別れを言って、店に帰りました。
**********************************************二ヶ月がたちました。赤ちゃんは、生まれたのでしょうか?
そう思っていた頃、一本の電話があり、無事赤ちゃんが生まれたそうです。
赤ちゃんは、四匹でした。
その中のメスを一匹神山さんちで飼うそうです。
後の三匹は、病院で検査ののち、ペット屋さんで販売するそうです。
家では、ゴロウで低一杯なので、又ペット屋に赤ちゃんを見に行く事にしました。
「ゴロウ、楽しみだね。」
神山さん家からは、お礼にドックフードと缶詰を半年分いただきました。
又神山さんのお家にもゴロウを連れて遊びに行きます。
私も早く家族を持ちたいと夏子さんは、思いました。
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