第9話 コンテスト当日❗
今日は、待ちに待ったフラワーアレンジメントコンテストの日です。
家族、友達、彼氏❤が応援に来て、くれています。
なので、夏子さんは、テンション高々です。
「夏子ー!戻っておいでよー💦」智が叫んでいます。
「何言ってるの?私がいるでしょ?」ちいちゃんが少し怒り気味でいます。
あの後、智は、かなり落ち込んでしまいそこをちいちゃんが慰めて、友達からと言う事で、付き合い始めたみたいです。
「なっちゃん、がんばってー、落ち着いて行こうー。」
明さんからのラブコールが飛んで来たので、夏子さんは、気合いをいれました。
コンテストは、基本コースと、アレンジコースの2コース有ります。
夏子さんは、アレンジコースに出場しました。
制限時間は、2時間で、どれだけ自分らしさが出せるかが、決めてになります。
会場は、県庁所在地の会館で行われます。
今、初めの合図で、始まりました。
久しぶりの出場なのでドキドキです。
まずは、外観から作ります。
柔らかい木のツルを湯で柔らかくして、花瓶にさして行きます。
柔らかいと行っても木なので、少しヨイショがいります。
そして、カスミソウをあしらって、パステルカラーの花達を何本か差しました。
そして、大好きなブルームーンも忘れずに差しました。
やっぱり、ブルームーンは、夏子に取って無くては、ならない存在です。
「出来た。」
時間、10分前に、アレンジメントは、終わりました。
「結果は、昼1時からになります。その時間になりましたら、結果を発表いたしますので、選手の方は、時間までに又ここへお戻りください!」と、アナウンスがありました。
「皆、今から近くのカフェへランチに行こうよ。」
「良いね。一時間半位、時間有るからゆっくり出来るね。」
と、言う事で、そのカフェへ夏子さん一同は、向かいました。
そこに着いて、席に着きました。
「えーと、何にしようかな?」皆ルンルンです。
「私、ハンバーグランチっ!」ちいちゃんが叫びました。
「じゃ、私は、ビーフシチューランチで!」私も負けずと叫びます。
「後、は?」夏子さんが、聞きました。
各時決まったらしく、智と父さんは、Aランチ、明さんと母さんは、Bランチにしました。
15分位待って、各料理がテーブルに運ばれました。
どれも、とても美味しそうです。
皆は、良いお昼の時間を迎えました。
「さぁ、結果、聞きに行こう‼」
ちいちゃんが言いました。
「何だか、緊張して来たよ。😰」
「大丈夫だよ‼成るようになるよ。悩んでもしょうがない!」ちいちゃんが言いました。
「確かにそうだね。」夏子さんは、少し肩の荷がおりました。
夏子さんは、ちいちゃんのそんなサバサバした性格が好きでした。
昔から、私がなかなか決まらない時は、ちいちゃんが、スパッと気持ち良く決めてくれました。
夏子さん一同は、会館に戻りました。
夏子さんは、先程戦った場所に、後の皆は観客席に着きました。
「お待たせしました。今回のコンテスト結果を発表します。まずは、基本コースから。」そう言って、20代そこそこの女性が受賞しました。
次は、夏子の番です。
「では、続きまして、アレンジコースです。今回のグランプリは、○○さんです。」
残念ながら、グランプリは、逃しました。
夏子さんはショックを受けてへこんでしまいました。
「お待ち下さい!今回は、特別にグランプリは逃しましたが、ある作家先生がどうしても気に入った作品があるそうです。その人は、何と、川嶋夏子さんです。」
「えー、うそー。」夏子の顔は、一変に笑顔になりました。
「川嶋さんには、受賞品として香田先生の無料レッスンが受けられる事になりました。後、表彰状も準グランプリとして、送られます。」
「やったー。」夏子は、思わず叫んでしまいました。
香田先生は、 有名な華道家でなかなかレッスンの予約が取れない凄い人でした。
夏子さんは、香田先生から直接、受賞品を受け取りました。
「期限は、ありませんので、又レッスンを受けに来て下さいね。これからもがんばって下さいね。」
「ありがとうございます。ぜひ、今後の勉強になると思いますので、行かせて頂きます。」
そう言って、香田先生の教室のパンフレットも頂きました。
後、先生の個人携帯番号の書かれた名刺ももらいました。
「なっちゃんおめでとう。これから、どうする?お祝いに今からデートしようか?」
「うん。」
他の人々に挨拶を交わして、二人でデートする事にしました。
今日は、コンテストの為、お店は、お休みです。
「夏子、おめでとう。二人でゆっくりね。あたいらもショッピングして帰るよ。またゆっくり会おうね。」
「父さん達は、先に帰っているから余り遅くなるなよ。」
「うん。わかった。皆ありがとうね。」
そういうと、各時別れました。
夏子さんと明は、手を繋いで、近くの町並みに向かって行きました。
次は、グランプリが取れるようにがんばろっと、夏子さんは、そう思いました。
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