第2話 花束をどうぞ❕
夏子のお仕事は、皆さん何だと思いますか?
そう、花屋さんです!
朝、8時から小さなトラックに乗って近くの栽培場に仕入れに行きます。
「今日は、どんな花を頂こうかな?」そう呟きながら車を走らせました。
車で20分位、行った所に小さな畑が有ります。
そこは、昔からの父の知り合いがしている花畑で色んな種類の花を栽培しています。
「今日は、何にするんね。」と、いつものお婆さんが話かけてきました。
「そうね。うーん⁉適当に見繕って。後、ブルームーンは、有りますか?」
ブルームーンと名付けたその花は、青色のチューリップです。
この花には夏子さんに取ってとても大事な思い出が有ります。(まっ、その話は後日と言うことで。)
「今日は、無いよ。ごめんね。さっき、売れちゃた。」
「えーっ、また無いの?」
この花は、貴重な花で、一ヶ月に一度だけ花を咲かせます。
何故か、半年前からこの花を買う人が現れて買うことができません。
ちぇっ、と思いながら店に帰る事にしました。
お店のオープン時間は11時です。
店に着くと、今から開店の準備をします。
この店は、母と、父と三人でやっています。
大体の準備は、両親がしてくれているのですが。
私の仕事は、朝の仕入れと、フラワーアレンジメントです。
高校を卒業して、隣町の専門学校に通い、免許を取りました。
なかなかお客さんの評判良いんですよ。
さあ、今から開店です。今日は、どんなお客様が来るのかな?
少し楽しみです。
では、いらっしゃいませ‼
花束をどうぞ❕
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます