第8話 黄昏時を冒険しよう2
ジリジリと赤マーカーが近づいて参ります。
これは、初戦闘不可避ですね!!
や、やりますよぉ~!!まずは、戦闘準備です!!
【召喚術】の〈初級召喚〉を発動しようとすると、プラフタ師匠の教え通りに足下に魔法陣が広がりました。後は、何か媒体になるものを捧げるか、そのままMPだけ消費するかですけど…。
手元に薬草が沢山あるので、これを使ってみましょう!!ギルドには最低5束提出すれば良いので、問題無しです!!
ただ、【召喚術】は詠唱を入れなきゃいけないので、少し恥ずかしいです。
「我は代償を示せり。その対価を今此処に求めん。顕現せよ、〈召喚陣・始門〉!!」
足下の召喚陣が、光を放ちました。これは確実に、周囲のモンスターに気付かれましたね~。
ちなみに、〈召喚陣・始門〉は初級召喚で現れる召喚陣の名前だそうです。プラフタ師匠によると、これから【召喚術】のスキルレベルが上がるにつれて、扱える召喚陣の数が増えるそうです!!
そうこうしている間に、光が収まってました。
「キュワワー!!」
何やら頭に大きな花を咲かせた?小さな女の子が、私を見上げてました!!
ナニコレ、スッゴく可愛いです!!
カワイイ イズ ジャスティスなのですよ!!
早速【鑑定】をかけてみます!!
Name ネーラ
種族 アルラウネ
情報量少なっ!!
思わずツッコんだ私は悪くない…はずです!!
でも、とりあえず名前は分かったので良しとします。
「ネーラ、これからよろしくね!!これからすぐに戦闘になるけど、大丈夫?」
「キュ、キュワー!!」
ニコニコ笑いながら、飛び跳ねてます。……カワイイ!!
ハッ、いけないいけない。そんな余裕は今は無いんです!!これは…イエスで良いんですよね!!
「ネーラ、来るよ!!」
ガサガサとさっきから近づいて来ていたモンスターズ。数は……5匹かな?
その向こうにもまだまだ赤マーカーが見えるけど、そっちはまだ近付いてきていないからね。
「ネーラ、何ができるか分からないけど無理はしちゃダメだからね!!サポートよろしく!!」
情けないマスターでごめんなさい。
でも、情報が無いから戦い方はネーラに一任するしかない。
飛び出してきたのは、2体の骸骨と3匹のアリだった。
イリスさんには、草原に出るのはウサギだって聞いてたのに!!フワフワを(ダメージ食らってでも)モフモフするの楽しみにしてたのに!!
怒りのままに、【鑑定】発動。
種族 スケルトン×2
種族 ビッグアント×3
相変わらず、情報量少ないヨ!!
でも、とりあえずは問題ない。このまま戦闘に突入します。
「いくよ、ネーラ!!」
旗槍の旗を翻して、開戦の合図代わりのスキル発動です!!
「スキル〈鼓舞〉からの……〈希望の旗印〉!!」
旗から溢れる光が照らす中、私たちの戦闘が始まった。
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