3話
北村さんが席に着く。
あっ、前の席だし、声かけようかな…
でもいきなり声をかけるのも…
ああ!こういう時に自分のコミュ力の無さに悩まされる…!!
キーンコーン
考えているうちに、本鈴のベルが鳴り、生徒たちは各々の席に着く。そして担任と思われる女の先生が入ってきた。
「おはようございます!そして、ご入学おめでとうございます。今日からこのクラスを担当する、
坂岡先生はそれはもうキャリアウーマンという感じで、ハキハキと喋るのが印象的な綺麗な先生だった。
「じゃあ、入学式までまだ少し時間もあるし、みんな一言ずつ自己紹介しましょうか!高校からの新入生も何人かいるしね。それでは出席番号1番の人から!」
「はい、
みんなの自己紹介を聞いていると、あぁ!やっぱり中学からの子ばっかりなんだなあ、とまた不安になる。
友達、できるかなあ。友達ってどうやって作るんだったっけ…!
「12番。
気がつくと前の席の北村さんが自己紹介していた。
北村さんって見た目だけじゃなくて喋り方も何だかかっこいいんだなあ。落ち着いてるっていうか、あんまりやる気?無さそうな感じのトーン。
剣道部なんだ!わあ、そんな感じ!
「13番、
変じゃなかったよね!?
普通だった普通だった…多分…!
「はい、
第一印象は元気で明るくて、高めのポニーテールがよく似合う小嶋さん。
え、よく見たらこの学校、顔面偏差値高すぎ…。女子校だからかな、、みんな女子力高っ…!
みんなの自己紹介が終わり、入学式の会場の体育館に向かうことになった。
すると、
「ねえ!自己紹介で言ってたけど、高校からなの?」
小嶋さんが話しかけてくれた…
女神…!!女神に見える…!
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