第2話 呪いの電話

お話の前に説明します。このお話では、小山ノ原小学校の私達は、中学生になっています。1年たったっていうことですね。


私達6年3組は、小山ノ原小学校から小山ノ原中学校へ行った。6年1、2組の人達は人気ある海精中学校へ行った。3組の人達は、なぜか海精中学校いかなかった。なぜって?じゃまされることなく西菜みくるをいじめるためだ。今、1年A組にはボスがいる。和田優だ。いつものようにみくるをいじめている。「おはよーみくる。ハイ!牛乳かけてあげる!」ドバッ。と優はみくるに牛乳をかける。「おい!もっとかけよ勇太!」向こうから北野とおるの声。「わかってるって。えーとみくるバカ。ババア。」大山勇太の声もする。2人でみくるの悪口を黒板に書いている。1年前と別の世界にきているようだ。「優。それくらいにした方がいいよ。」怖くなって私は言った。「なにいってるの。るみ子。あの頃のしかえしよ。」優は言った。そして、いじめの1年も終わりにちかづく春休み前最後の日。いつもとかわらず歩く帰り道。私は優と帰っていた。「オーイ。優、るみ子ー。」長山千秋の声だ。50メートル走6、8秒のすごいはやさでやってきた。「さっきみくるが、ハアハア。優をたにらんでたよ。ハア、フー。」息をきらしながら千秋が言った。「もしや。しかえしされちゃ」「へーきよ。アイツに仲間なんていないわ。できるわきない。」私の話しをさえぎって優は言った。  

しかし和田家の朝2時頃、プルルルル。音がした。「う、うぎゃーあ、うっうっ、うわぁー」急に優の生まれたばかりの妹、和田未々花が泣きだした。ガサガサっと音をたてながら母の和田美花が起き上がった。「ハーイ。みみちゃぁん。だいじょーぶ。へーき、へーき。」美花があやした。「うっうっ。」未々花がおちついたところで「はい。和田です。」と電話にでた。「和田優さんにかわってください。」誰かの声がした。「お名前は?」美花はきいた。「かわってください。」「だから、お名前は?」また聞いてみた。「かわってください。」まだ教えない。「名前は??あなたはだれ?」美花は心配になりいった。「友達です。」少しだけ教えてくれた。「ああ。友達。早く言ってくれたらばよかったのに。ゆーうー。」美花は優をよんだ。「う、うぅーん。なにー。」優は起き出した。「お友達から電話!」と、美花が言った。優が走ってきた。優は美花にかわり「私だけど。なあに。」と、言った。すると「・・・・・・・い。」何か言っている。が、上手く聞き取れない。「え?もう一度言って。」優が言った。その瞬間「オマエヲチュウニ(中2)ニサセナイッツテンダロ!」「え、え?な、何?」「・・・」ここで電話は終わった。美花とはなしたときと全く違う、恐ろしい声だった。優は、恐ろしさにふとんに逃げ込んだ。

次の日。河田家。言っている「るみ子ー。ハガキ、出してきて。」母の葉子の声。「朝から~。ま、いっか。」て、ことで私は家を出た。「あ~。さっむ!」あまりの寒さに走っていった。すると、「るみ子ー。」だれかの声。ポストまであと少しのところで声をかけられた。振り向くと「助けてよー。」優だ。50メートル走9、2秒のおそい足でノロノロと走ってきた。「どーしたの。」私は言った。「ハアハア、怖い電話・・・」息を切らして優は言った。「え?怖い電話?」私の頭の中はハテナだった。「昨日、へんな電話がかってきて・・・」優は一生懸命話す。「へー。おまえを中2にさせないって言ったんだ。」私は言った。「そう。ねぇ。中2にさせないってどうゆーことなのかなぁ。あんな恐ろしい声でいってきて。」優は私の周りをウロウロしながら言った。「そんな心配しなくても。中2にさせないって、優の頭が悪すぎて・・・クス。また中1やれってことじゃない。クスクス。」ついおもしろくて笑ってしまった。いつもはボスのような存在の優が弱っていると、なんかカラカイたくなってきたのだ。確かに優は少し頭が悪い。クス。「るみ子!アンタほんとに友達?もーヒドイ。ちーちゃんち行く!」優はカンカンにおこって走っていった。9、2のおそい足で。クス。「まって。私も行くよ。」私も走っていった。50メートル走8、5の優よりはやーい足で。

ピーンポーン。アパートの2階へ行った。ならすと、「ハーイ。」と声がした。ガチャとドアが開くと「あれぇ。だぁれ?」5才ぐらいの子が出てきた。千秋の弟の長山公太だ。「こーた。なにしてるの?あっ、るみ子ちゃんに優ちゃん。今よんでくる!」こちらは7才の妹の友だ。ほんっと、しっかりしてる子。「ゴメン!2人とも。」千秋が走ってきた。あー、やっぱり足はやい。「ま~あがって!」千秋が言い、「おじゃましまーす!」と言って入っていった。優が千秋に電話の事を話した。すると千秋が「中2にさせない・・・ま、まさか・・・」


どうでしたか?このお話は。おもしろいですか???あっいい所で切ってしまいました!すみません。まあ続きを、

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