23話とは思えないほどの読み応えでした。主人公が背負ったものの無情さ、それでもなお生きたいと思うに足る愛すべき日々。エピソードの中で巧みに表現される世界観。後半のスピード感あふれる展開。回収される伏線。予想外の次元だったラスト。うまく言えませんがとても好きです。
魔法、逃避行、渦巻く陰謀――王道ファンタジーであることには間違いないのですが、その真意は生きる意味や死の悲しみ、コミュニケーションなど、魔法のない現代社会にすら帰結するテーマであるように思えます。これからの展開が楽しみです。非常に深い作品だと思いました。シャイアドに幸福がもたらされることを願っています。