7話シリーズ合宿編第一部

第7・?話8

夏休み前にオカ研の合宿費用を捻出する為、バニーガールカフェでバイトを北条さんと紗理奈でしてたけど、其れも費用が貯まったので終わり


「さあ!沖縄へ行くわよ!二人共!」


意気揚々と音頭をとる北条さん。


夏休みに入り、オカ研の合宿に行く為、俺と紗理奈は北条さんの家の前に集まった。


そして俺達は吉祥寺の駅で電車に乗り、幾つがの電車を乗り換えて、最後に赤い電車に乗って羽田空港に来た。


「空港に来るとゾンビが沢山現れそうね。」


と北条さんが独り言を言うと


「うむ!あのホラーアクションゲームだな!」


「流石だわ!え!?私今誰かの名を呼ぼうとした様な・・・・其にしても、何処からかダンディな声でネタをかましていた気がしたんだけど?」


「コラ!ガイバーン!」


と北条さんから背を向け、前屈みに成ってコソコソとガイバーンのブレスレットに向かって叱った。


「済まぬ勇太よ!条件反射的に、言って仕舞ったのだ!」


とコソコソとガイバーンが言った。


其にしても、約100年前の飛行機に乗るのも、貴重な体験かなぁ?


まあ約100年前の世界から、異世界アルスナーダに転移して、ダークエルフの女の人、ガラナに憑依してこの時代に転移した来たからなぁ~


でも、ガイバーンをストライクフライヤーにして、乗って行けば飛行機代が浮くんだけど、北条さんにバレるし、バニーガールカフェのバイト中に、なんか少し怪しまれてる感じだったし・・・・


「どうしたの?ベイフィールさん?ボーとして?行くわよ?」


「あ!ごめん!今いくわ!」


不意に北条さんに話し掛けられ慌てて返事をした。


「どうしたの勇太?北条さんに正体がバレるのを気にしてる?」


とコソコソ紗理奈が話し掛けて来ると、俺は軽く手を左右に振り、気持ちを示した。


俺達はカウンターでチェックすると搭乗口を告げられ、荷物を預けて金属探知機を通ろうてした時!


「ベイフィールさん!スマートウォッチ!」


と金属探知機を通り抜けてこっちを見る、北条さんが慌てて話し掛け来た!


「え!?」


ガイバーンのブレスレットか!


「あれ?鳴らないね?」


と紗理奈。


このガイバーンのブレスレットは有機型デバイスだ。


金属探知機には反応しない。


しばらく警備の人が金属探知機をチェックしていたけれど、結局異常は見付からず、俺は通された。


「其にしても見た事のないスマートウォッチね。何処で買ったの?」


と北条さんが話し掛けて来た。

俺は自作の側を着けたと誤魔化した。


そして俺達は飛行機に搭乗すると


「向こうに着いたら先ずは海ね!」


と席に着くなり紗理奈が嬉しそうに話した。


「そうね。ホテルが海沿いに在るから、先ずはチェックインしてからね。」


と北条さんが応えた。


そして続けて北条さんが


「其れじゃ早速カッコイイ外国の褐色の女の子の水着姿見れるわね。」


とこっちを見るなり嬉しそうに話す北条さん!


褐色の女の子って言っても、人間に擬装したダークエルフの女の子だけどね。其と留学生と言う事にしてるけど。


其とガラナに代わると、何故か23歳辺りの女の人に成るんだよなぁ~・・・


と思いつつ此れは不味いぞ!と思い!


「あ!私水着持って来て無いよ!」


と業とらしく仕舞った!という表情をしながら話すと


「大丈夫よ、こんな事も有るかと、ベイフィールさんの水着買って措いたわ。」


とドヤ顔で話す北条さん!


勘弁して・・・・


「え!?何で勇!?ベイフィールさんのサイズを北条さんが知ってるの?」


と紗理奈が言うと


「長谷川さんに聞いたのよ。あの子、バイトの子のサイズの管理をしてるから。」


と北条さんが説明した。


何て用意周到な!


後で聞いた話しだと、北条さんのコスプレ仲間の長谷川さんは、コスプレのコスチュームを自作出きるとか・・・・


まさか!変なコスプレをさせる積りじゃ無いだろうね!そういうのはガイバーンだけで勘弁して欲しい・・・・


「と!所で他には何をするの?」


と話を逸らす様に話題を変えると


「沖縄の不思議スポット巡りをするわ。内はオカ研だし、其と西表島へ行ってトレッキングしながら、イリオモテヤマネコに会いに行くのよ。そして最後に沖縄の地下に有ると語られる、財宝探しよ!」


と北条さんが熱く語った。


そんな話しをしている内に、那覇空港へと着いた。

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