第46話‐2

蓬田さんが帰った後、北条さんと紗理奈とで学校の中庭へ行き、あの円陣とその周辺に例の石がないか探してみたけど、やっぱり無かった。


「あれから3ヶ月経ってるから、もう誰かに拾われてるね。」


と俺が言うと


「其れじゃ○1の裏に行ってみましょう。」


と北条さんが皆を誘導した。


そして俺達はそのまま歩いて、○1の裏まで行った。


「やっぱり此処も無いね。」


と紗理奈が言った。


「後はイベント会場前の広場の円陣ね。」


と北条さん。


「今度は遠い。飛行形態のガイバーンで行こう!」


「勇太よ!其処は違うぞ!此処は!”よし!エ〇ーウ〇フだ!”だぞ!」


「何の話しをしてるんだよ!」


チャン!チャララララ~チャララララ~チャララララ~チャン!チャ!チャン!チャン!チャ~ラ~ラ~ラ~ラ~ラ~!


ん!?何処からか音楽が流れて来たぞ!?


すると、上空に背面に4つのミサイルランチャーを装備した、黒いヘリが現れた!


バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ


「流石だわ!ガイバーンさん!解ってるわね!」


と北条さん!


また訳の解らない事で盛り上ってるぞ!


この人達は!


って言うか何処からか持って来たんだよ!


と思いつつ


「どうせならハインドの方が良いんだけどなぁ~・・・・」


と呟くと


「そこ!ボヤかない!」


と北条さんに突っ込まれた!


「でも、あれどうやって乗るの?」


と紗理奈が言うと


〇1のビルより高い所をホバリングしてるからなぁ・・・・


「うむ!?・・・・・」


「考えて無かったんかい!」


すると紗理奈が


「空渡君が飛んで連れてって。」


と頼んで来た。


「でもどう遣って?」


と紗理奈に聞き返すと


「空渡君に捕まって行くよ。」


と紗理奈が言った。


俺は一旦、○1の裏の搬入口の陰に隠れて、バルキリースターに変身した。そのままの姿で飛ぶのは、上手くはないと思ったからだ。


「さあ!捕まって!」


すると紗理奈が前からしがみ付いて来た。


「え!?」


捕まるってそう言う事だったぁ~!


今度は紗理奈の胸が俺の胸!?じゃ無かった!ガラナの胸に当たって!?


その瞬間!


「今朝は遅れを取ったけど、今度はそうは行かないよ。」


とガラナに代わった!

今朝は蓬田さんにガラナの事を、知られたく無かったから代わるに、代われなかったからねぇ。


「え!?ガラナさん!?」


驚く紗理奈!だけどそんな紗理奈をお構い無しに!


「さあ!行くわよ!」


とガラナは背中から羽を出し、急上昇すると!


「キャー!」


と紗理奈が悲鳴を挙げた!


そして紗理奈をヘリに乗せると直ぐに着地、そして今度は北条さんを捕まえ


「ちょっと北条ちゃん?アンタ、胸が大きいわね。」


「ガラナさんこそ・・・・。」


なんか変な空気が流れてるぞ!

と考えていると!


「コラー!バルキリースター!また君かー!」


と自転車で杉裏巡査と大田巡査が現れた!


変なヘリが飛んでるとかで通報でも去れたかな?


「バルキリースターさ~ん!写真撮らせて~す!」


ゾワ~・・・


と大田巡査だ・・・・


勘弁して・・・・


「ガラナよ!早く!」


「解ってるわよ!」


とブレスレットのガイバーンに急かされると、ガラナは北条さんを抱き抱えながらヘリに乗せた。そしてガイバーンは、ヘリをイベント会場だった場所へと飛ばした。


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