第1章現代過去編第2部

第38話‐2ハロウィンへ前編

北条さんの家に居候の、俺と紗理奈、ニーニャ、エリちゃんは前日の夜、北条さんに朝1階のリビングに集まる様に言われ・・・・


翌日の土曜日の朝、北条さんの家の1階のリビングに皆が集まると


「今日と明日はハロウィンのイベントの開催日ね。仮装するわよ。」


と北条さんがリビングに来るといきなり話して来た。


嫌な予感しかしないんだけどね!


「また急に~。」


と紗理奈が少し呆れながら言うと


「何を言うの中山さん、コスプレは我が部の行事なのよ。」


と北条さん。


何時からオカ研の行事に!?


「いやいや!コスプレはオカ研とは関係無いと思うけど。」


「何を言うの空渡君まで!元々は先祖の霊に扮するから全く関係無くは無いのよ。其に何かしら実績を上げたいのよね。」


と北条さんが弁解してるけど


ん~・・・


!?と言うか実績を挙げる方向を、著しく間違えているんだけど!


「其でやっぱりオバケのコスプレをするのぉ~?」


と嫌そうに紗理奈が言った。


ん!?一瞬北条さんがニヤッとした様な?


すると北条さんは持っていた紙袋から、汚れたナース服を2着取り出し、丸い頭の目が無いマスクを取り出しリビングのテーブルの上に置いた。


「ん!?此れは!某テレビゲームの泡頭のナースか!流石は亜里査だ!実に的確なチョイスだな!ガハハハハ!」


「やっぱりハロウィンにはホラー系のキャラが合いますね!ガイバーンさん!」


「うむ!では私は魔女が宅急便をするアニメの魔女のコスプレをするぞ!」


とブレスレットのガイバーンがノリノリで言った。


また訳の解らない事で盛り上って居るぞ!この人達は!


は!


「おい!ガイバーン!正かストライクランダーでコスプレするんじや無いだろうなぁ?」


「勇太よ!そんなバカな事はしないぞ!ストライクフライヤーでコスプレするだけだぞ!」


「アホか!余計悪く成ってるぞ!と言うか着れるんかい!大体1年前の今、ストライクランダーやストライクフライヤーの姿を晒す訳には行かないだろ?」


「ちょっとアンタ達!バカ言ってないでどうするのさ?」


らちが明かない事に苛立ったのか、ガラナが割って入って来た。


「所でそのナース服2着あるけど私も着るの~?」


と紗理奈が言うと


「仕舞ったわ、空渡君の分が無かったわ!」


俺も着るんかい!


「じゃあ仕方ないわね、空渡君はバルキリースターのコスプレで良いわ。」


じゃあって!


「どうせコスプレするならカワイイのが良いよ~。」


と紗理奈が言うと北条さんが


「仕方ないわね。それじゃメイド服にして挙げるわ。それと猫耳ね。」


「あたちと被ってるだに!」


とニーニャ


「ごめんなさいねニーニャ。貴女の分も中山さんに任せる形になるわね。」


と北条


「済まぬ、ニーニャ、エリちゃんよ!今は二人を世間に晒す訳には行かないのだ!」


とブレスレットのガイバーンが謝り


「二人には家でお留守番ね。今度埋め合わせするから。」


と北条さん


「ニーニャは1年前の世界で姿を晒す訳には行かないし、エリちゃんは騒ぎを起こして警察に狙われてるからね。」


と俺は二人に説明すると


「解っただに!任せるだに!」


「我に任せるのだ!」


「其に何処へ行ってコスプレするの~?」


と紗理奈が言うと、北条さんが


「池袋のハロウィンイベントに行くのよ。」


「流石だ!亜里査よ!池袋のイベントを選ぶとは痛だな!」


おいおい字が違うぞガイバーン


そして俺達は吉祥寺の駅から電車で池袋へ行った。



「因に被ってはいないぞ、目からビーム!の奴だぞ・・・ボソ」


「おい!」

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