第7・?話7

成り行きでガラナがバニーガールカフェでバイトした次の日。


翌日の朝、学校の教室で俺は自分の席に着いて居ると、周りから


「昨日アキバにまた怪物が現れたらしいね!」


「また井の頭公園のダークエルフが倒してくれたみたいだけど!」


「何故かバニーガールのコスプレして現れたって!」


内のクラスの女子生徒達の声が聞こえて来た。


「はう!」


バニーガールのコスプレ・・・


「どうしたの?ベイフィールさん?ダメージを受けてるみたいだけど?」


と左隣の席の北条さんが気に成った様だ。


「な、何でもないわ。」


此もガイバーンの仕業のお陰だよ!


まだ女の子の時に、バニーガールのコスプレさせられたからマシだけど、男の時に遣らされてたら・・・・


まあガイバーンも其処まで変態じゃ無いだろうけど・・・・


って!どんなAIだよ!


「どうしたのだ?勇太よ。」


とコソコソとブレスレットのガイバーンが話し掛けて来た。

俺は体を机に伏せて、ガイバーンのブレスレットを口に近着けて話し始めた。


「昨日のバニーガールのコスプレをさせられた時の事を言われて、心的ダメージを受けて仕舞った・・・・じゃ無くってお前この時代、約100年前に来てからなんか可笑しいぞ。」


「何を言うのだ勇太よ。前からではないか。」


「そう言われれば、前から可笑しかったなぁ~。」


と言うか、ガイバーンの開発スタッフは開発費をケチって、その辺のオッサンの思考ルーチンを、ガイバーンのAIに使ったんじゃ無いかぁ~


「勇太よ。此処は否定する所だぞ。」


とコソコソとブレスレットのガイバーンと話していると、不意にガラナが話して来た!


「アンタ達またバカいってるの~?よく飽きないわねぇ~。あ!」


今話すと!


「あら?今、女の人の声が聞こえた様な・・・・」


ヤバい!


北条さんがガラナの声に気付いた様だ!北条さんも霊感が強いから、ガラナの声が聞こえて仕舞う。


逆にガラナに代わった時は俺の声が聞こえて仕舞う。詰り俺がガラナに憑依してるのがバレる。


気付かれるぞ!


「空耳じゃないの~?」


と北条さんとは反対の席の右側の席の、紗理奈が誤魔化そうとしてるけど


「前にも何処かで聞いた声だったみたいなのよね。」


と北条さん。


「気のせい、気のせい!」


と紗理奈がまた誤魔化そうとした。


だけど北条さんは、何かに気付いた様な表情を浮かべている。


不味い!此処は話しを反らさなきゃ!


「と!所で後どの位いバニーガールカフェで、バイトしたら良いの?」


「怪物のゴタゴタで予定より遅れそうだけど、大体2週間かしら。」


と北条さん。


「今更だけど何処へ行くの~?」


と紗理奈が聞くと


「沖縄よ!」


と北条さんが目を輝かせながら

興奮ぎみに言ったぞ!


「沖縄?」


「そう!沖縄に1週間滞在するのよ!」


と北条さんが更に歯を輝かせて言った。


うわ!眩しい!


「沖縄1週間って良いね!海で遊ばなきゃ!新しい水着買わないきゃ!」


と紗理奈が大はしゃぎだ!


「え~なんかオカ研と関係無くなぁ~い?」


と俺が北条さんに言うと


「何を言うの?ベイフィールさん?どうせ真夏に合宿をするのなら、綺麗な海がある所が良いじゃない?」


と北条さんが弁解してるけど、最早只の旅行では?


「其に褐色の女の子の水着姿が見たいのよ。」


と北条さん。


結局そこかい!


そして放課後、北条さんと紗理奈は先に部室に行くと言い残し、部室に行った。


俺は部室に行く為、一人で廊下を歩いて居ると、前からクセ毛のツインテールの女の子が走って来た。


ん!?


「うわ!」


「キャー!」


ドタ!バタ!


「イタタタタ・・・・。」


クセ毛のツインテール女の子がぶつかって来て、クセ毛のツインテールの女の子が覆い被さる様に二人共た折れ込んで仕舞った。


は!


クセ毛の女の子の胸と自分の胸が当たって・・・・


たまりません!


なんか最近こんなのばかりだなぁ~


「ごめんなさい!ん!?お姉様に似てる様な・・・。」


「お姉様?」


「何でもありませんの。それでわ!」


とクセ毛のツインテールの女の子は言い残し、走り去って行った。


なんか嵐の様な子だったなぁ~。


部室に着くと北条さんと紗理奈が、すでに居た。


「それじゃバイトに行くわよ。」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る