第7・?話6

アキバの駅の近くに獣魔が現れ、俺達は獣魔を倒した。


但し、アキバの駅の周辺を黒焦げにして・・・・


ガラナさんがね!


其からうっかりバニーガール姿で、ガラナのままバイト先に出勤して仕舞い、成り行きで1日だけガラナが俺の代わりに、姉のガライヤとして、バニーガールカフェで働く事に成った。


まあ1日と言っても獣魔のゴタゴタで16時から21時の間の、2時間位なんだけどね。


「いらっしゃいませ~!」


とお店に入って来たお客さんに、笑顔で挨拶するガラナ。


今の所は普通に働いてるなぁ~、ガラナは・・・


何か遣らかしそうで怖いんだけど!


「あ!お姉さん!ちょっと此処をお願いします!」


とお店の左側のテーブル席の片付けをする北条さんが、ガラナに頼んできた。


「ちょっと北条ちゃん!私は貴女の義姉さんに成った積りは無いわよ~。」


とガラナがとんでもない事を口走ってるぞ!


その時、カウンター席の奥の方から長谷川さんが現れて


「此はガラナちゃんを巡っての、女の戦いかな~?此は良いネタに成るわ~。」


とこの面倒臭い時に、1番面倒臭い人が遣って来たぞ!


「ちょっと!ちょっと!遊んで無いで手伝ってよぉ~!」


と忙しそうにコーヒーを運びながら、紗理奈が来た。


ナイスタイミング!


ん!?カウンターから、店長の刺すような視線が痛い!


店長の刺すような視線に気付いた皆は、自分たちの仕事に戻って行った。


ガラナはテーブル席の片付けを、北条さんに頼まれた仕事を始めた。


ん!?何か視線を感じる・・・


目の前のテーブル席の二十歳前後の男のお客さんだ。バニーガール姿のガラナを見てるのかな?


でもエロい視線じゃない。


そんな事を考えていると目の前のお客さんが


「お姉さんの中にはもう一人居ませんか?」


ヤバい!


「あら~、そんなにあたしの事が気になるの~。ちょっとお姉さんと良い事しない?」


コラコラコラコラコラ!


「え!?」


と目点に成るお客さん。


「痛くしないから大丈夫よぉ~。」


とガラナ!


おいおいおいおいおい!


誰か~来て~止めて~


今俺が話したらガラナに憑依してるのがバレるぅ!


「あー!ガラナさん!?じゃ無かったガライヤさん!このお店は!?そ!・・・そう言うお店じゃ無いから・・・」


と2つ奥のテーブル席で注文を取っていた紗理奈が気付いて、止めに来た!


ふ、とカウンターを見ると、店長がハラハラしてる!


「あら?違うの?残念だわ~。」


ガラナめ~!何処まで冗談なんだか解らない!


その後、ガラナは店長に怒られた。


まあ、だけどその場からは逃れたけどね。


ふぅ~


そしてコッソリとガラナから代わって、北条さんと紗理奈と一緒に焼け焦げたアキバの駅を避けて、お茶の水の駅から家へと帰った。

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